海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がYouTubeで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護の様子を発信する「PawsShow」さんのYouTubeアカウント@PawsShowの投稿。

公園でハエやウジ虫にまみれ、深く感染した傷を負い、命の危険が迫った状態で見つかった犬・ソベラニートが、獣医療チームの懸命な治療によって少しずつ回復していく様子が収められています。

執筆時点で2万656回再生、約5570件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、犬の生涯費用についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

LIMO アニマル・ストーリー部
公園でハエとウジ虫にまみれ、瀕死の状態で発見された犬・ソベラニート。深い傷と感染症、栄養失調に苦しみながらも、彼はあきらめませんでした。獣医療チームは1日2回の傷の洗浄や点滴、抗生剤の投与などあらゆる処置を尽くし、ソベラニートも少しずつ食事を取れるようになり、自分の足で立ち上がれるまでに回復。血液検査では感染の数値も着実に改善し、口の再建手術を受けられる見通しも立ちました。まだ回復への道のりは長く続きますが、死の淵から生還した勇敢な姿は多くの人の心を動かしています。

1. 【瀕死の状態で発見された犬】立つこともできないほど衰弱していたソベラニート

毛布にくるまれて体を休めるソベラニート1/6

毛布にくるまれて体を休めるソベラニート

出所:@PawsShow

投稿によると、ソベラニートはある公園でハエやウジ虫にまみれた状態で、たった一匹横たわっているところを発見されたといいます。

深く感染した傷を負い、栄養失調と脱水症状によって自力で立つこともできないほど衰弱しており、命の危険が迫っていたとのことです。

無数のウジ虫が口の中の組織の多くを損傷させており、発見時は非常に深刻な状態でした。レスキュー隊はただちにソベラニートを動物病院へ搬送し、獣医療チームによる治療が始まりました。

2. 【回復へ向かうソベラニート】懸命な治療がもたらした変化

食事を取れるようになったソベラニート2/6

食事を取れるようになったソベラニート

出所:@PawsShow

獣医療チームは寄生虫の除去、1日2回の傷の洗浄、感染症の治療、発作(けいれん)の管理を行うとともに、点滴や抗生剤の投与、痛み止めなど、あらゆる医療的ケアを続けたといいます。

深刻な感染症の再発や度重なる医療的な危機に見舞われながらも、ソベラニートは闘い続けました。

日を追うごとに食事を取れるようになり、自分の足で立ち上がって歩けるまでに回復。体重も増加し、血液検査の結果からは感染の数値が着実に改善していることが確認されたといいます。

屋外を自分の足で歩けるようになったソベラニート3/6

屋外を自分の足で歩けるようになったソベラニート

出所:@PawsShow

さらに、口の損傷を修復するための再建手術を受けられる見通しも立ったとのことです。

回復への道のりはまだ長く険しいものですが、死の淵にいた犬から勇敢に生き抜くサバイバーへと姿を変えたソベラニートの姿は、多くの人々の心を動かし続けています。

コメント欄では

  • 「涙が出ました。彼の尊い命を救ってくれてありがとう」
  • 「ソベラニートを救ってくれて本当にありがとうございます。皆さんに神のご加護がありますように」

など、感動や感謝の声が多数寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
今回の投稿をリサーチする中で最も胸を打たれたのは、ソベラニートが公園でたった一匹、命の危険が迫るほど衰弱した状態で見つかったにもかかわらず、獣医療チームの懸命なケアに応えるようにして、少しずつ、しかし確実に回復への道を歩んでいった姿でした。深刻な感染症や度重なる医療的な危機を乗り越え、自分の足で立ち上がり、食事を口にできるようになるまでには、獣医師やスタッフによる根気強い治療と、ソベラニート自身の生きようとする強い意志があったのだと感じます。もし道端や公園で、深刻な怪我や衰弱の様子が見られる犬や猫を見かけた場合は、自己判断で保護しようとする前に、必ず地域の動物保護団体や自治体の窓口、警察などに連絡し、専門家の指示を仰ぐようにしてください。感染症や攻撃性など、素人の判断では対応が難しいケースも少なくありません。今回の記事を通じて一番伝えたいのは、命の危機に瀕していた小さな命であっても、適切な医療とケア、そして周囲の支えがあれば、着実に回復へと向かっていけるということです。ソベラニートの姿が、一匹でも多くの動物たちの命を救う後押しになることを願っています。

4. 命を迎える覚悟のために。犬の生涯費用はどれくらい?

過酷な環境から救い出された犬たちの姿を見ると、命を預かることの重みを改めて感じます。実際に犬を迎える際には、平均寿命まで見据えた生涯費用を知っておくことも大切です。

2025年のデータでは、犬全体の生涯必要経費は平均「278万4190円」で、超小型犬は「300万2239円」と、体の大きさに関わらず高額になる傾向があります。

私はアナリストとして、金額は「総額」と「単位あたり」の両面で見る癖をつけてきましたが、犬の生涯費用もその視点で眺めると発見があります。ペットフード協会の令和7年(2025年)調査では、犬の生涯必要経費は平均278万4190円。大きさ別では超小型が300万2239円で最も高く、中型・大型(277万5565円)を上回っています。

(中略)

もう一つ大切なのは、費用が毎年一定ではないことです。記事も触れているとおり、初年度は用品やワクチン、高齢期は医療費と、支出には山があります。ですから総額の大きさに身構えるより、「年あたり約20万円を、毎月に均してコツコツ備える」と捉えるほうが現実的です。早めの積立や、必要に応じた保険の検討でこの山谷をならしておくと、長い時間を穏やかに過ごせるのではないでしょうか。

犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」
犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」

フード代や医療費、トリミング代などを含め、2023年から3年連続で上昇を続けています。最後まで責任を持って迎えるためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

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参考資料