海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護をしている団体「Compassion Without Borders」のInstagramアカウント@compassionwithoutbordersの投稿。

投稿されたのは、他の犬に襲われて負傷し、家族の元では十分なケアを受けられなかった子犬が保護団体に引き取られ、飛行機で別の州へ緊急搬送される様子でした。

執筆時点で6,060回再生、393件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、犬の生涯費用についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

LIMO アニマル・ストーリー部
他の犬に襲われて重傷を負った子犬が、保護団体Compassion Without Bordersのもとに引き取られ、パートナー団体Fresno Humaneでの応急処置を経て、ボランティアパイロットの飛行機で緊急搬送されるまでの様子が投稿されています。搬送中「この子は攻撃されて、ケアが必要なんです」と語るスタッフの声や、保護施設に到着した子犬に優しく声をかけながら水を差し出す場面など、命をつなごうとする人々の思いが随所に感じられる内容です。翌朝に手術を控える子犬の無事を祈る声がコメント欄に多数寄せられました。

1. 【他の犬に襲われ負傷した子犬】家族の元では十分なケアが受けられず

保護された当時の様子1/5

保護された当時の様子

出所:@compassionwithoutborders

投稿によると、この子犬は他の犬に襲われて負傷し、パートナー団体であるFresno Humane(@fresnohumaneanimals)に引き取られました。

家族は子犬が必要としていた治療を十分に受けさせることができなかったといい、Fresno Humaneがすぐに応急処置を開始したと説明されています。

その後、Fresno HumaneからCompassion Without Bordersへ支援の要請があり、子犬はこの日の午後、ボランティアパイロット団体Pilots N Paws(@pilotsnpaws)の飛行機でサンタローザまで搬送されました。

投稿に添えられた動画では、搬送のためサンタローザ空港へ向かうスタッフが、車内で「この子は他の犬に襲われて、ケアが必要なんです」と説明する様子が収められています。

ナレーションでは、あまりの重傷のため両目の摘出手術が必要になったとも語られており、子犬の怪我の深刻さがうかがえます。投稿には、子犬は翌朝に手術を受ける予定だと記されていました。

2. 【安全な場所へ】「ようこそ、もう大丈夫だよ」の言葉とともに

回復した現在の姿2/5

回復した現在の姿

出所:@compassionwithoutborders

空港で子犬を引き取ったスタッフは、その足で保護施設へと車を走らせました。移動中も声をかけ続け、施設に到着すると柔らかな毛布の上に子犬を寝かせ、水の入ったボウルを差し出しました。

ボウルに顔をうずめるようにして水を飲む子犬に、スタッフは「どうしたの、攻撃されちゃったんだね」「元気にしてる?」と優しく話しかけています。

最後には「ようこそ、もう大丈夫だよ」という言葉とともに、子犬はふかふかの寝床で静かに体を休める様子が映し出されていました。翌朝に控える手術を前に、少しでも穏やかな時間を過ごせるようにという配慮がうかがえます。

コメント欄では

  • 「この子犬はいい人たちに保護されているね」
  • 「なんてひどいこと…でも、もう安全だよ、いい子ね」

など、子犬の回復を願う声が多数寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
今回の投稿を見て特に印象に残ったのは、子犬を迎えに行くスタッフが、車を運転しながら終始「この子のために」と気持ちを整えているように見えた点です。動物レスキューの現場というと保護した瞬間ばかりが注目されがちですが、実際にはその前段階で、複数の団体が連携し、限られた時間の中で移動手段を確保するという地道な調整が行われています。今回のようにボランティアパイロットが飛行機で動物を運ぶ仕組みがあることも、多くの方にはあまり知られていないのではないでしょうか。

読者の皆さんにお伝えしたいのは、こうした保護活動の多くが、一般の方からの寄付やボランティアの善意によって支えられているという点です。もし身近に動物保護に関心のある方がいれば、SNSでの拡散や、信頼できる団体への支援など、今日からできる小さな一歩を考えてみてください。

そして何より、この記事を通じて一番伝えたいのは、傷つき、不安を抱えた子犬に対して「もう大丈夫だよ」と声をかけ続けた人々の存在です。派手さはなくとも、こうした一つひとつの優しさが命をつないでいることを、多くの方に知っていただければ嬉しく思います。

4. 命を迎える覚悟のために。犬の生涯費用はどれくらい?

過酷な環境から救い出された犬たちの姿を見ると、命を預かることの重みを改めて感じます。実際に犬を迎える際には、平均寿命まで見据えた生涯費用を知っておくことも大切です。

2025年のデータでは、犬全体の生涯必要経費は平均「278万4190円」で、超小型犬は「300万2239円」と、体の大きさに関わらず高額になる傾向があります。

私はアナリストとして、金額は「総額」と「単位あたり」の両面で見る癖をつけてきましたが、犬の生涯費用もその視点で眺めると発見があります。ペットフード協会の令和7年(2025年)調査では、犬の生涯必要経費は平均278万4190円。大きさ別では超小型が300万2239円で最も高く、中型・大型(277万5565円)を上回っています。

(中略)

もう一つ大切なのは、費用が毎年一定ではないことです。記事も触れているとおり、初年度は用品やワクチン、高齢期は医療費と、支出には山があります。ですから総額の大きさに身構えるより、「年あたり約20万円を、毎月に均してコツコツ備える」と捉えるほうが現実的です。早めの積立や、必要に応じた保険の検討でこの山谷をならしておくと、長い時間を穏やかに過ごせるのではないでしょうか。

犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」
犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」

フード代や医療費、トリミング代などを含め、2023年から3年連続で上昇を続けています。最後まで責任を持って迎えるためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

5. 今読まれている【LIMO アニマル・ストーリー部のおすすめ記事】3選

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SNS上ではペットに関する投稿が時に注目を集めます。今回は@compassionwithoutbordersさんがInstagramに投稿した、生後6か月で視力を失った子犬ベンジャミンの回復の様子をご紹介します。手術からわずか2週間で見せた甘えん坊な仕草に、「愛らしい」「愛が詰まった存在」といった温かいコメントが多数寄せられました。記事後半では、犬の生涯費用についても解説しています。

参考資料