3. 新NISAのつみたて投資枠は年120万円、成長投資枠は年240万円
残高の話を自分の積立に当てはめるには、投資枠の仕組みを押さえておく必要があります。
金融庁のNISA特設ウェブサイトに示されている枠組みを確認します。
3.1 2つの投資枠と年間投資枠
NISAのつみたて投資枠の年間投資枠は120万円、成長投資枠は240万円です。
2つの枠は併用でき、合わせて年360万円まで投資できます。
3.2 非課税保有限度額1800万円のうち成長投資枠は1200万円まで
非課税保有限度額(総枠)は1800万円で、このうち成長投資枠に使えるのは1200万円までとされています。
非課税保有期間は無期限です。
4. 新NISAの積立投資で知っておきたい注意点
制度の枠組みとあわせて、金融庁が示している注意点も確認しておきます。
4.1 元本割れの可能性がある
NISA口座で買える商品は値動きがあるため、買ったときより値下がりすることがあります。
金融庁は、NISA口座で保有している商品を売却した場合に損益がなくなるということではないと注記しています。
4.2 売却して空いた非課税枠を使えるのは翌年以降
金融庁は、翌年以降に売却した商品の簿価(取得金額)の分だけ非課税投資枠が復活し、再利用が可能と説明しています。
売ったその年のうちに同じ枠をもう一度使えるわけではありません。
5. 残高の年代別の分布では50歳代がいちばん多い
今回の調査は、時価残高を年代別にも集計しています。
5.1 50歳代が8兆2571億円で最多
年代別の時価残高は、50歳代が8兆2571億2712万円でもっとも多くなりました。
次に多いのが40歳代の7兆7896億7385万円、60歳代の6兆8031億1042万円、30歳代の6兆4099億7110万円です。
70歳代は4兆240億9739万円、20歳代は2兆1879億2262万円、80歳代以上は1兆2766億1948万円、10歳代は272億9372万円でした。
6. まとめ
2025年12月末時点のNISA口座の時価残高は36兆7758億1568万円で、投資信託が73.5%を占めていました。
投資枠で分けると成長投資枠が23兆7444億4366万円、NISAのつみたて投資枠が13兆313億7202万円で、つみたて投資枠のうちインデックス投信は11兆5149億6080万円でした。
インデックス投信を選ぶときは、信託報酬と投資対象を確かめ、似た商品を重ねて持たないようにしておくと、積立を続けやすくなります。
参考資料
LIMO編集部NISA解説班