4. では、老後の年金はひと月どれくらいなのか?

ここからは、実際に年金を受け取っている全受給権者(60歳~90歳以降)の年金月額を、厚生労働省の統計から確認します。

厚生年金《平均月額の男女差・個人差》2/3

厚生年金《平均月額の男女差・個人差》

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

4.1 厚生年金(国民年金を含む)の平均月額

  • 全体:15万289円
  • 男性:16万9967円
  • 女性:11万1413円

国民年金《平均月額の男女差・個人差》3/3

国民年金《平均月額の男女差・個人差》

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

4.2 国民年金の平均月額

  • 全体:5万9310円
  • 男性:6万1595円
  • 女性:5万7582円

国民年金の平均月額は5万9310円です。国民年金に加えて厚生年金も受けとれる人の平均月額は15万289円です。

グラフを見ると、平均を上回る人・下回る人がいることがわかります。老後の年金額は個人差があるため、自分は将来どれくらい受けとれるのか?をねんきん定期便やねんきんネットで確認することが大切です。

5. まとめ

国民年金保険料の3年経過納付率は85.0%で、多くの人がきちんと保険料を納めています。一方で、収入が少なく納付が難しい場合は、未納のまま放置せず、免除や納付猶予の制度を利用することが将来の年金額や障害・遺族への保障を守るうえで重要です。

また、パート・アルバイトなどで働く方が意識してきた「106万円の壁」は、令和8年10月に賃金要件が撤廃される予定です。厚生年金への加入は目先の手取りが減る面もありますが、老後の年金額が「2階建て」になることに加え、障害・遺族への保障も手厚くなります。ご自身の働き方や将来の年金額を考えるうえで、これらの制度の変化をあわせて押さえておきたいところです。

参考資料

和田 直子