7. 【早見表】厚生年金の平均15万289円と自分の受給額の差
年金一覧表で自分の水準に見当がついたら、平均と比べてどの位置にいるのかを確かめてみましょう。基準になるのは厚生年金の平均月額15万289円です。
7.1 【早見表】月10万円から30万円まで、平均との差を並べる
- 月10万円:平均より5万289円少ない(年60万3468円の差)
- 月15万円:平均とほぼ同じ(月289円少ない)
- 月20万円:平均より4万9711円多い(年59万6532円の差)
- 月25万円:平均より9万9711円多い(年119万6532円の差)
- 月30万円:平均より14万9711円多い(年179万6532円の差)
月5万円の違いは年60万円の差になり、20年受け取れば1200万円です。月額では小さく見える差も、期間を通すとまとまった金額になります。
月15万円はほぼ平均どおりで、差は月289円にとどまります。平均という数字がどのあたりを指しているのかが分かりやすい水準です。
7.2 【男女で見ると】平均の差は月5万8554円
平均額は男女でも大きく違います。男性が16万9967円、女性が11万1413円で、差は月5万8554円、年間では70万2648円です。
背景にあるのは、厚生年金の加入期間の長さと現役時代の報酬水準の違いです。育児や介護で就業を中断した期間があれば、その分だけ加入期間は短くなります。
平均は全体をならした数字にすぎません。自分の位置を知ることには意味がありますが、平均より少ないから足りないとは限りません。
世帯としていくら受け取れるのか、支出がどれくらいかとあわせて考えることが大切です。自分の見込額は、ねんきん定期便やねんきんネットで確認できます。
8. 【まとめ】年金は年齢で変わらない。平均との距離で位置を知る
60歳代から80歳代まで、平均年金月額に大きな年齢差はありませんでした。厚生年金は65歳以降14万〜16万円台、国民年金は5万〜6万円台で推移しています。
全体の平均は厚生年金15万289円、国民年金5万9310円です。男女別では厚生年金が男性16万9967円、女性11万1413円でした。
2026年度は国民年金1.9%、厚生年金の報酬比例部分2.0%の増額改定です。平均と自分の額の距離を、ねんきん定期便で確かめてみてください。
参考資料
- 日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」
- 厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「年金の繰上げ受給」
- 日本年金機構「特別支給の老齢厚生年金」
- 厚生労働省「年金統計情報(厚生年金保険・国民年金事業の概況)」
三石 由佳
