65歳からの「介護保険料」ひと月いくら?単身シニア「年金月額15万円」だったら毎月いくら負担するのか試算
第1号被保険者の「介護保険料」都道府県別で大きな差が…《大阪府と堺市、地域差も見てみる》
pimpampix/shutterstock.com
介護保険料の支払いは、40歳から始まります。
40〜64歳の第2号被保険者の令和8年度における平均月額は6360円(見込み)。会社員であれば事業主と折半のため、給与から実際に天引きされるのは月3180円が目安です。ただし前年の所得をもとに算定されるため、収入が高いほど保険料も上がります。
そして、この支払いは年金受給が始まる65歳以降も続きます。要介護認定を受けた後も同様で、文字通り生涯にわたる負担です。現役時代は給与天引きで意識しにくいものですが、年金生活が始まるとその重さをより実感するでしょう。
銀行員時代、老後のライフプランをお客さまと一緒に考える機会が多くありました。「年金が月◯万円くらい入るから、なんとかなるかな」と試算されている方は少なくなかったのですが、そこから税金や社会保険料が差し引かれることを見落としていた、という方が意外に多かったのです。
少子高齢化の進行にともない保険料負担は世代を問わず上昇傾向にあり、手取りベースで老後の収支を見通しておくことの重要性は、ますます高まっています。
さらに、介護保険料は市区町村によって異なります。年金額が同じでも、お住まいの地域が違うだけで負担額に大きな差が出ることも。
この記事では、65歳以上の方(第1号被保険者)を対象に介護保険料の仕組みと全国の傾向を解説します。
また、年金月額15万円のシニアを例に、地域(例:大阪市と堺市)で保険料がどのくらい異なるかをシミュレーションします。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】