1.1 新NISA制度のポイント6選:「つみたて投資枠」と「成長投資枠」

新NISAの主な特徴として、以下の6つのポイントが挙げられます。

【新NISA】「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の特徴2/3

【新NISA】「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の特徴

出所:金融庁「NISAを知る」

  1. 非課税で保有できる期間が無期限化されました。
  2. 「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という2つの枠を一緒に利用できます。
  3. 年間に投資できる上限額は、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円です。
  4. 生涯にわたって非課税で保有できる上限額は1800万円で、そのうち成長投資枠で利用できるのは最大1200万円です。また、保有商品を売却すれば、その分の非課税枠が翌年以降に復活し再利用できます。
  5. つみたて投資枠では、金融庁が定めた基準を満たす「長期の積立・分散投資に適した投資信託」が投資対象です。
  6. 成長投資枠では、上場株式や投資信託など、比較的幅広い商品に投資が可能です。

「投資」というと、まとまった資金が必要なイメージがあるかもしれません。

しかし、最近では100円や1000円といった少額から始められる金融商品も増えています。

新NISAを活用すれば、気軽に投資信託や株式の運用を始められるため、投資経験がない方でも挑戦しやすい制度といえるでしょう。

次の章では、毎月一定額を積み立てた場合、将来の資産がどのくらいになるのかを具体的にシミュレーションします。

2. 35歳から月3万円を30年間積立投資した場合の資産額を利回り別に試算

ここでは、NISAを利用して積立投資を行った場合に、どのくらいの資産を築ける可能性があるのか、以下の条件で試算してみましょう。

  • 35歳から65歳までの30年間、老後資金を準備するケースを想定します。
  • 毎月の積立額は3万円とします。
  • 運用利回りは、比較的安定した運用を想定して年1%~5%で計算します。

2.1 シミュレーション結果:月3万円・30年・年利1~5%での運用成果

【新NISA】想定利回り別「月3万円」積立投資シミュレーション結果

【新NISA】運用利回り別「月3万円」積立投資シミュレーション結果

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」をもとにLIMO編集部作成

想定利回りごとの資産評価額(投資元本は1080万円)

  • 年1%の場合:1258万円
  • 年2%の場合:1474万円
  • 年3%の場合:1736万円
  • 年4%の場合:2056万円
  • 年5%の場合:2446万円

毎月3万円を30年間積み立てると、投資元本の合計は1080万円になります。

シミュレーション結果を見ると、運用が順調に進めば、元本に加えて約178万円から最大で1366万円ほどの運用益が期待でき、最終的に1000万円を超える資産を築ける可能性があります。

ただし、投資には元本割れのリスクが伴います。

一般的に、期待できるリターンが高いほどリスクも大きくなる傾向があるため、その関係性を理解した上で制度を活用することが大切です。