2026年も下半期に入り、7月を迎えました。
夏のボーナスの使いみちを考えたり、夏休みの計画を立てたりする方も多いのではないでしょうか。
一方で、依然として続く物価の上昇は、家計にじわりと影響をおよぼしています。
こうした状況から、将来の生活設計を見据え、資産運用への関心を高めている方も少なくないようです。
特に、効率的な資産形成の手段として注目されているのが「新NISA」です。
筆者はかつて証券会社に勤務し、ファイナンシャルアドバイザーとして多くのお客様のライフプランに寄り添った資産運用をご提案してまいりました。
なかには「新NISAの非課税メリットは魅力的だけれど、自分はどう活用すればいいのか」といった疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか。
将来の資産額は、毎月の積立額や運用期間、想定する利回りによって大きく変わってきます。
そこでこの記事では、新NISAの基本的な仕組みやメリットを整理し、具体的なシミュレーションを交えながら、将来の資産がどのように増えていくのかを一緒に詳しく確認していきましょう。
※本記事で行うシミュレーションにおいて、累計の投資総額がNISAの生涯非課税保有限度額(総枠1800万円)を超える場合、その超過分については課税対象(課税口座での運用)となりますのであらかじめご留意ください。
1. 新NISAの基本概要と最大のメリット「運用益の非課税」とは
2014年に始まったNISA(少額投資非課税制度)は、個人の資産形成を支援する国の制度です。
2024年には制度が大幅に拡充され、「新NISA」として新しくなりました。
新NISAを活用する最大のメリットは、投資で得た利益が非課税になる点です。
通常、株式や投資信託で得た売却益や配当金には約20%の税金がかかりますが、新NISA口座内での取引であれば、この税金がかからず利益をそのまま受け取れます。
ただし、投資可能な金額や対象商品にはルールが定められているため、制度の仕組みを事前に理解しておくことが大切です。
