3. 【10人に1人が相続税の対象】過去最高の相続税「総額3兆2446億円」の時代
一方で、生前に移転しなかった資産にかかる「相続税」の税負担も確実に高くなっています。国税庁「令和6年分 相続税の申告事績の概要」によると、亡くなった人のうち相続税の課税対象となった割合(課税割合)は過去最高の10.4%に達しました。
これは「10人に1人以上が相続税の対象となる時代」を迎えたことを意味し、税額の総額も3兆2446億円と過去最高を更新しています。
3.1 相続財産の⾦額の構成⽐の推移
相続財産の構成比を詳しく見ると、現金・預貯金等が34.9%、土地が30.2%を占めています。都市部に一戸建ての不動産を所有している、あるいは一定の預貯金を残しているという、日本の一般的な会社員家庭であっても、現役世代にとって相続税の負担は地続きの課題となっています。

