1. 老後に受け取る年金は「国民年金のみ」と「厚生年金+国民年金」で大きく異なる

同じように働いていても、厚生年金へ加入していたかどうかによって、将来受け取る年金額には差が生じます。

まずは、日本の公的年金制度の基本的な仕組みを確認しておきましょう。

日本の公的年金制度は、「国民年金(基礎年金)」を土台とし、その上に「厚生年金」が積み上がる2階建ての構造となっています。

  • 第1号被保険者:自営業、学生、無職など
  • 第2号被保険者:会社員、公務員
  • 第3号被保険者:第2号被保険者に扶養されている配偶者

国民年金は、日本国内に住む20歳以上60歳未満のすべての人が加入する制度です。

保険料は原則として一律であるため、受給額にも大きな差が生じにくい特徴があります。

一方の厚生年金は、会社員や公務員などが国民年金に上乗せして加入する制度です。

保険料や将来の年金額は給与水準に応じて決まるため、加入期間や収入によって受給額に差が生じます。

では、平均年収400万円の人が38年間働いた場合、どの程度の年金を受け取れるのでしょうか。