「マイホームを購入したけれど、周りの人はどれくらいローンが残っているんだろう?」と気になったことはありませんか。
一生の買い物とも言われる住宅ですが、購入する地域によって借入金額や残高には大きな格差が生まれています。
総務省が発表したデータをもとに、全国の主要都市における住宅ローン残高を調査したところ、意外な都市がトップに躍り出る結果となりました。
今回は「住宅ローン残高が多い都市ランキング」について、クイズ形式で分かりやすく解説します。
将来に向けて、正しい知識を身につけておきましょう。
【クイズ】住宅ローン残高が最も多い都市はどこ?1/2
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1. 住宅ローン残高が最も多い都市はどこ?
ここでクイズです。
全国の主要都市(都道府県庁所在市および政令指定都市)のうち、勤労者世帯の「住宅ローン残高」が最も多い都市はどこでしょうか?
- A:東京都区部
- B:さいたま市
- C:横浜市
日本の中心である「東京都区部」か、あるいは人気のベッドタウンか、どこがトップなのか想像してみてください。
正解は……「B:さいたま市」でした!
多くの人が「東京都区部」を予想したかもしれませんが、実はさいたま市や横浜市といった、首都圏のベッドタウンが東京を抑えてワンツーフィニッシュを飾っています。
なぜこのような結果になるのか、詳しいランキングとともに見ていきましょう。
「住宅ローン残高」が最も多い都市は「さいたま市」2/2
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2. 住宅ローン残高が多い都市ランキングTOP30
総務省の「家計調査(2023年)」に基づき、勤労者世帯における住宅ローン(土地家屋借入金)の残高が多い都市の上位30位をまとめました。
| 順位 | 都市名 | 住宅ローン残高 |
|---|---|---|
| 1位 | さいたま市 | 1,469万円 |
| 2位 | 横浜市 | 1,376万円 |
| 3位 | 東京都区部 | 1,247万円 |
| 4位 | 福岡市 | 1,208万円 |
| 5位 | 新潟市 | 1,192万円 |
| 6位 | 千葉市 | 1,162万円 |
| 7位 | 北九州市 | 1,157万円 |
| 8位 | 名古屋市 | 1,072万円 |
| 9位 | 京都市 | 1,066万円 |
| 10位 | 山形市 | 1,061万円 |
| 11位 | 宇都宮市 | 1,056万円 |
| 12位 | 大分市 | 1,055万円 |
| 13位 | 堺市 | 1,049万円 |
| 14位 | 前橋市 | 1,047万円 |
| 15位 | 浜松市 | 1,047万円 |
| 16位 | 秋田市 | 1,042万円 |
| 17位 | 仙台市 | 1,033万円 |
| 18位 | 高知市 | 1,017万円 |
| 19位 | 松山市 | 1,014万円 |
| 20位 | 福島市 | 1,006万円 |
| 21位 | 大阪市 | 979万円 |
| 22位 | 佐賀市 | 973万円 |
| 23位 | 山口市 | 961万円 |
| 24位 | 金沢市 | 960万円 |
| 25位 | 青森市 | 946万円 |
| 26位 | 相模原市 | 941万円 |
| 27位 | 川崎市 | 933万円 |
| 28位 | 熊本市 | 911万円 |
| 29位 | 静岡市 | 905万円 |
| 30位 | 広島市 | 903万円 |
3. 首都圏ベッドタウンが上位を独占する背景とは
データを見ると、1位のさいたま市(1,469万円)、2位の横浜市(1,376万円)が、3位の東京都区部(1,247万円)を引き離す結果となっています。
一見すると、物件価格が最も高そうな東京都区部が1位になりそうですが、これには「世帯の特性」と「住宅の形態」が関係しています。
- 戸建て・ファミリー向けマンションの需要:首都圏のベッドタウンであるさいたま市や横浜市は、都心へ通勤する子育てファミリー層が「購入物件(一戸建てや広めのマンション)」を選びやすい地域です。そのため、借入総額が大きくなる傾向があります。
- 住宅取得者の割合(持ち家率):東京都区部は家賃が高く、単身者や賃貸住まいの世帯割合も高いため、世帯全体の平均値で見ると、持ち家比率が高く積極的な住宅投資が行われるベッドタウンの方がローン残高の平均を押し上げることになります。
また、地方の政令指定都市(福岡市、新潟市など)や、地価に対して住宅の平均床面積が広い傾向にある都市(山形市、宇都宮市など)も上位にランクインしており、「どこで、どのような家を買うか」というライフスタイルが色濃く反映されていることが分かります。
4. まとめ
今回のランキングから、住宅ローン残高には地域の住宅事情や世帯構成が大きく影響していることが見えてきました。
大都市圏やその周辺のベッドタウンでは、利便性と引き換えに大きなローンを抱えるリアルな家計の姿が浮き彫りになっています。
これからマイホームの購入や買い替えを検討している方は、地域の相場だけでなく、周囲の世帯がどのような借入を行っているかも一つの参考指標にしてみてはいかがでしょうか。
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参考資料
三石 由佳