2. 厚生年金「月15万円以上」もらえる人は49.8%。平均値の罠とリアルな受給割合
厚生労働省「令和6年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金保険(第1号)の老齢年金受給権者の平均年金月額は15万289円(基礎年金部分を含む)でした。月額15万円以上の受給権者の割合は49.8%です。
分布をみると、全体で最も人数が多い階級は月10万円以上11万円未満(111万2828人)です。15万円以上の層では、17万円以上18万円未満(103万1951人)が最多でした。厚生年金の加入期間が短い層と、フルタイムで長く働いた層に受給額が分かれており、男女の働き方の違いも影響していると考えられます。
なお、この49.8%は厚生年金の受給権者に占める割合です。国民年金のみを受給する人まで含めれば、月15万円以上の比率はさらに低くなります。
ちなみに総務省の家計調査(2025年平均)では、65歳以上の単身無職世帯の消費支出は月14万8445円でした。月15万円という金額は、ひとり暮らしの生活費とほぼ同水準といえます。
