【75歳以上後期高齢夫婦】「貯蓄2392万円」は本当にふつう?毎月2.7万の赤字と「働き方で変わる厚生年金」から老後対策を考える
標準夫婦世帯の年金「月23.7万円」はあくまで昭和のモデル世帯。いくらあるかより「何年もつか」を意識した資産防衛術
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毎月の給与明細で大きく天引きされる社会保険料や、6月ごろに届く「住民税決定通知書」を見て、老後の生活に不安を抱く現役世代は少なくないでしょう。
将来に向けて同世代の貯蓄額は気になるところですが、物価上昇(インフレ)や介護費の負担増、「おひとりさま」期間の長期化などを踏まえると、単に平均値を知るだけでは十分な備えとはいえません。
本記事では、総務省等の最新データをもとに「75歳以上世帯の貯蓄と家計収支の実態」へ焦点を当て、老後家計のシビアな現実を紐解きます。
あわせて2026年度(令和8年度)の年金動向も確認しながら、「資産寿命」を延ばすヒントを解説します。
1. この記事の3つのポイント
- 2026年度の年金は実質目減り。働き方による受給額の差にも注意。
- 75歳以上の平均貯蓄は2392万円。ただし一人約2300万円の介護費リスクも。
- 平均的なシニア家計は月約2.7万円の赤字。「資産寿命」を延ばす対策がたいせつ。
著者
二種外務員資格(証券外務員二種)記者/編集者/校閲者/
【保有資格】
ニ種外務員資格(証券外務員二種)・相続診断士・認知症介助士・終活ガイド資格1級保有。
【経歴】
二種外務員資格や相続診断士などの資格を保有し、「お金とくらし」にまつわる情報を専門的かつ丁寧に発信する金融メディア編集者・ライター。
早稲田大学第一文学部史学科卒。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務で15年以上の経験を持つ。また、大手人材派遣会社における採用管理業務などの実務経験もある。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集を担当。
総務省「家計調査」・厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」・J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。
専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事執筆をおこなう。紙媒体での経験に加え、家族の介護を通じて得た知見を生かしながら、「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。(2026年7月9日更新)
監修者
LIMO編集部貯蓄解説班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、大手証券会社やメガバンク等の金融機関にて勤務経験のある編集者が中心となり、金融庁や総務省など官公庁の公開情報等をもとにお金の課題に寄り添う専門チームです。
主なメンバーは野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか、地方自治体職員出身の太田彩子、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、日本生命保険相互会社出身の村岸理美など。
編集者の多くは、金融機関にて個人リテール業務を経験。若年層からシニア層、富裕層に至るまで、幅広い顧客に対し、投資信託・保険を中心とした総合的なライフプランニングを実行してきた。なかには、リテール営業で社内トップの実績を持ち、行内で表彰された実力者も。人材育成や社内教育にも携わるなど、金融知識と実務経験の両面で信頼される編集者が在籍しています。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2026年6月17日)