毎月の給与明細で大きく天引きされる社会保険料や、6月ごろに届く「住民税決定通知書」を見て、老後の生活に不安を抱く現役世代は少なくないでしょう。
将来に向けて同世代の貯蓄額は気になるところですが、物価上昇(インフレ)や介護費の負担増、「おひとりさま」期間の長期化などを踏まえると、単に平均値を知るだけでは十分な備えとはいえません。
本記事では、総務省等の最新データをもとに「75歳以上世帯の貯蓄と家計収支の実態」へ焦点を当て、老後家計のシビアな現実を紐解きます。
あわせて2026年度(令和8年度)の年金動向も確認しながら、「資産寿命」を延ばすヒントを解説します。
1. この記事の3つのポイント
- 2026年度の年金は実質目減り。働き方による受給額の差にも注意。
- 75歳以上の平均貯蓄は2392万円。ただし一人約2300万円の介護費リスクも。
- 平均的なシニア家計は月約2.7万円の赤字。「資産寿命」を延ばす対策がたいせつ。