2. 【2026年度最新】年金額は4年連続のプラス改定。しかし実態は「目減り」?

老後の資金計画を立てるうえで、まずは最新の年金事情を確認しておきましょう。

公的年金は、物価や賃金の動向にもとづき年度ごとに見直しがおこなわれるしくみです。

2026年度の年金額は前年度から国民年金(基礎年金)が1.9%、厚生年金(報酬比例部分)が2.0%の引き上げとなっています。

年金額のプラス改定はこれで4年連続です。

2.1 2026年度(令和8年度)の年金額の目安

  • 国民年金(老齢基礎年金・満額):月額7万608円(前年度比+1300円)
  • 厚生年金(夫婦2人分の標準的な年金額):月額23万7279円(前年度比+4495円)

※厚生年金は、平均的な収入(賞与含む月額換算45.5万円)で40年間就業した夫と、専業主婦の妻というモデル世帯を想定した支給額です。

額面上は引き上げとなりましたが、手放しでは喜べない現実があります。

今回の改定の計算に用いられた前年の「物価変動率」は3.2%でした。

つまり、「モノの値段が3.2%上がっているのに、年金は最大2.0%しか増えていない」ため、実質的な購買力は目減りしている状態と言えるのです。