5. まとめ
2026年5月末時点のデータで両ファンドを比較すると、直近1年・6ヵ月ではオルカンがわずかに優位、直近3ヵ月・1ヵ月ではS&P500がわずかに優位という結果でした。
一括投資・積立投資どちらのシミュレーションでも、両者の差はごくわずかです。
上位組入銘柄の顔ぶれが酷似しているように、オルカンは「全世界に分散しつつも、実態は米国比率が高い」ファンドです。そのため、S&P500との値動きは近い部分も多くあります。
大きな違いは「米国外への分散があるかどうか」です。
オルカンは新興国や欧州など米国以外の株式も含むため、特定の局面では異なる動きをすることがあります。どちらが優れているというわけではなく、「米国への集中度合いをどう捉えるか」がファンド選びのポイントになるでしょう。
いずれにせよ、どちらのファンドも長期・積立・分散を基本とした投資に適した設計がされています。短期の騰落率に一喜一憂せず、自身の投資目的やリスク許容度に合わせて検討してみてください。
【投資に関するご注意】 本記事は、特定の金融商品の勧誘や売買の推奨を目的としたものではありません。投資には元本を割り込むリスクがあります。投資に関する最終的な判断は、必ずご自身の責任において行われるようお願いいたします。
参考資料
- 三菱UFJアセットマネジメント「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」月次レポート(2026年5月)
- 三菱UFJアセットマネジメント「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」月次レポート(2026年5月)
- 三菱UFJアセットマネジメント「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」
- 三菱UFJアセットマネジメント「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」
和田 直子