4.2 国民年金の平均受給額(月額)

国民年金《平均月額の男女差・個人差に着目》6/6

国民年金《平均月額の男女差・個人差に着目》

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

〈全体〉平均年金月額:5万9310円

  • 〈男性〉平均年金月額:6万1595円
  • 〈女性〉平均年金月額:5万7582円

国民年金の受給額で最も多いのは「月額6万円以上7万円未満」の層です。

受給額は月1万円未満から7万円以上まで幅がありますが、保険料が原則として一律であるため、厚生年金と比較すると受給額の個人差は小さい傾向にあります。

5. まとめ:老後の安心感は「計画的な資産形成」と「健康維持」から

今回は「生活意識」「貯蓄額」「就業率」「年金額」という4つの公的データから、シニア世代の暮らしの現状を紐解きました。

調査からは、物価高の影響で「年金だけではゆとりある生活は難しい」と感じる世帯が多い現実が浮き彫りになりました。

その一方で、4000万円以上の資産を持つ世帯が2割以上存在するなど、現役時代の備えが老後の安心度に直結していることも事実です。

年金の受給額は人それぞれであり、年金だけで生活費が不足する場合は、貯蓄を取り崩すか、働き続けて収入を得るかで補うことになります。

実際に65歳以降も働き続けるシニアは年々増加しており、「長く働く」という選択肢は、老後の家計を支える上で一般的になりつつあります。

しかし、健康上の理由などから、誰もが希望通りに働き続けられるとは限りません。

安心して老後を迎えるためには、現役時代から計画的に資産形成に取り組むこと、そして長く活躍するための健康を維持すること、この「両輪」で準備を進めることが不可欠です。

参考資料

マネー編集部貯蓄班