ノーベル賞研究を支えた「スーパーカミオカンデ」の光センサーで知られる浜松ホトニクスは、光技術において世界最高峰の技術力を持ちます。

生成AIから量子コンピュータ、レーザー核融合まで、あらゆる最先端技術の根幹を支えるBtoB企業です。

しかし、これほど多くの成長テーマに関与し、直近でも生成AI需要を受けて通期予想を上方修正しているにもかかわらず、株価の動きは長期的に見ると大きな波を繰り返す傾向にあります。

一体なぜ、これほどの技術の「宝石箱」のような企業が、株式市場で一直線に評価されにくいのでしょうか。この事業構造と業績好調の背景について、元機関投資家の泉田良輔氏が独自の視点で分析します。

この記事のポイント

  • 浜松ホトニクスは「光技術」に特化し、4つの事業を展開するBtoB専業メーカー
  • 生成AI向け半導体の「検査・製造工程」に3つの事業が関与し、業績を牽引している
  • 量子コンピュータや光電融合など、未来の先端技術テーマにも広く関与している
  • 事業が多岐にわたる「分散」はリスクを抑える反面、単一テーマの恩恵を受けにくい二面性がある
  • 先端技術の社会実装には時間がかかるため、超長期的な視点での投資判断が求められる