3. 量子から核融合まで。先端技術の「宝石箱」
生成AI関連の需要で業績を伸ばしている浜松ホトニクスですが、同社のポテンシャルはそれだけにとどまりません。インタビュワーが「AIだけではないのですか?」と驚きの声を上げると、泉田氏は同社が関与するさらなる未来の先端技術テーマを次々と挙げていきます。
まず1つ目が「量子コンピュータ」です。浜松ホトニクスはNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)などの国策プロジェクトに参画し、量子コンピュータ向けの超高速カメラや高感度カメラの開発を進めています。
次世代の計算機として期待される量子分野においても、同社の光技術が基盤として求められているのです。
2つ目が「光電融合」です。これはNTTが推進する次世代通信基盤「IOWN(アイオン)構想」の中核となる技術です。
従来の半導体チップは電気信号で通信を行っていましたが、光電融合ではチップ内部に「光の回路」を組み込み、圧倒的な低遅延と省電力を実現します。ここでも「光を扱う」同社の技術が不可欠となります。
そして3つ目が「レーザー核融合」です。次世代のクリーンエネルギーとして世界中で研究が進む核融合発電において、同社はレーザーを用いて核融合反応を起こす方式で圧倒的な存在感を示しています。
AI、量子、次世代通信、そして未来のエネルギー。これほどまでに株式市場で注目される「テーマ」を網羅している企業は稀有であり、まさにテーマ投資の「宝石箱」のような存在と言えます。
