新緑が目にまぶしい季節となり、そろそろ梅雨の足音が聞こえてくる頃になりました。雨の日が続くと、お庭の景色もどこか沈んで見えがちです。
しかし、そんな時期だからこそ、ガーデンを明るく爽やかに演出してくれるのが、初夏に咲く白い花を持つ植物たちです。
この記事では、梅雨の庭で主役になれる、白い花が美しい低木や高木を3種類厳選し、参考価格とともにその魅力をご紹介します。
1. 初夏に白い花を咲かせる、梅雨の庭におすすめの低木・高木
- アナベル:アジサイ科の落葉低木。手毬のように大きな白い花を咲かせ、ドライフラワーとしても人気があります。
- ヤマボウシ:シンボルツリーとしてもおすすめの落葉高木。星のような形をした白い花が上向きに咲き、初夏の空に映えます。
- クチナシ:甘い香りが魅力の常緑低木。初夏に咲く純白の花は、雨に濡れるとより一層香りを放ちます。
2. 梅雨ガーデンの主役候補!初夏に咲く白い花が美しい花木3選
それでは、梅雨の庭を美しく演出する、初夏に白い花を咲かせる魅力的な花木を3種類、写真とあわせて詳しく見ていきましょう。
2.1 大きな手毬咲きが見事なアジサイ「アナベル」
アジサイの一種であるアナベルは、初夏から梅雨にかけて、緑がかった蕾から純白の大きなドーム型の花へと変化していく様子が楽しめます。
その年に伸びた新しい枝に花をつける「新枝咲き」の性質を持つため、冬の間に思い切って根元近くまで切り戻すことができます。このため、ガーデニング初心者でも樹形の管理がしやすいのが特長です。
アナベルは日当たりの良い環境を好む植物です。日光を十分に浴びることで茎が丈夫に育ち、雨水を含んだ大きな花が垂れ下がりにくくなります。花は秋口まで観賞でき、ドライフラワーとして長く楽しむのも素敵です。
とはいえ、大きな花は雨を含むと重みで傾きがちです。必要であればリング支柱などを使い、優しく支えてあげると良いでしょう。
※参考価格:1500円~3500円前後(5号ポット苗)
2.2 シンボルツリーにも最適!星形の花が清楚な「ヤマボウシ」
ヤマボウシは、初夏に星形のかわいらしい白い苞(ほう)が花のように見える落葉高木で、お庭のシンボルツリーとして高い人気を誇ります。
日当たりと排水性の良い土壌を好みますが、午後の強い西日は葉焼けや乾燥を引きおこすことがあるため、そのような場所は避けるのが望ましいです。
また、株元に他の植物を密集させすぎると風通しが阻害され、病害虫が発生する原因となることもあります。
株の周りには十分なスペースを確保し、適宜剪定をおこなって風通しを良くしてあげましょう。秋には赤い果実が実り、美しい紅葉も観賞できるなど、四季を通じて楽しめる樹木です。
※参考価格:3000円~8000円前後(根巻き苗)
2.3 雨上がりに甘く香る純白の花「クチナシ」、艶やかな葉も魅力
クチナシは、初夏に甘く芳醇な香りを漂わせる純白の花が特長の常緑低木です。
強い直射日光や乾燥を嫌うため、落葉樹がつくる木漏れ日のような、風通しの良い「明るい半日陰」が育成に最適な環境といえます。
土は適度な湿度を保った酸性のものを好みます。植え付けの際には、無調整のピートモスなどを土に混ぜ込み、土壌を酸性に傾けてあげると元気に育ちやすくなるでしょう。
株元の乾燥対策として、バークチップなどでマルチングするのも効果的です。ただし、初夏から秋にかけてオオスカシバの幼虫が発生しやすいため、定期的な観察と早めの対策が欠かせません。
※参考価格:1000円~2500円前後(5号ポット苗)
3. まとめ:白い花で梅雨の庭を爽やかに演出しよう
今回は、梅雨から初夏にかけてのガーデンを、明るく清々しい雰囲気にしてくれる白い花の咲く樹木を紹介しました。気になる植物はありましたでしょうか。
曇り空が続く日でも、雨粒をまとった純白の花や、ふんわりと漂う甘い香りは、心を穏やかにし、庭へ出る喜びをもたらしてくれます。
それぞれの植物が好む環境や特性を理解し、ご自宅のスペースに合うお気に入りの一株を見つけてみてはいかがでしょうか。季節の移ろいを感じながら、豊かなガーデニングライフをお楽しみください。
※この記事は再編集記事です。
参考資料
5. 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?
さいごに「日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違い」も整理しておきましょう。
- 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
- 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
- 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
- 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。
「日陰で育つ」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、そのような場所では花つきや葉色が悪くなりがちです。
可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。
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