家の顔ともいえる玄関は、お客様を迎え、家族が毎日通る大切な場所です。植物でおしゃれに飾りたいけれど、「虫が来るのはちょっと…」「こまめな手入れや消毒は難しい」と感じ、ためらっている方もいるかもしれません。

そんな方におすすめしたいのが、虫がつきにくく、一年を通して美しい緑を保つ「常緑低木」です。限られた植栽スペースでも、少し高さのある植物を加えるだけで、玄関周りに立体感が生まれ、いきいきとした印象になります。

この記事では、狭い場所にも植えられ、玄関をおしゃれに演出する、虫がつきにくく成長も穏やかな常緑低木を3種、参考価格とあわせて解説します。いずれも手入れが簡単で、ガーデニング初心者さんやお忙しい方でも育てやすい庭木です。

1. 玄関をおしゃれに彩る「虫がつきにくい小さめ常緑低木」3選

紅葉したオタフクナンテン1/9

紅葉したオタフクナンテンが並んでいる

smtd4/shutterstock.com

  • マホニアコンフューサ:シャープな細い葉と、秋冬に咲く黄色い花が魅力的
  • オタフクナンテン:丸い葉がかわいらしく、秋冬には美しい紅葉が楽しめる
  • フェイジョア:葉裏の銀白色がおしゃれ。夏の花と秋の果実も楽しめる

どの品種も常緑樹でありながら、季節の移ろいを感じさせてくれる、おしゃれでコンパクトな低木です。それぞれの魅力や育て方のポイントを見ていきましょう。

2. 玄関先が一年中おしゃれ!虫がつきにくい《小さめ常緑低木》3選

2.1 半日陰OK!エキゾチックな雰囲気がおしゃれな「マホニアコンフューサ」

マホニアコンフューサ2/9

黄色い花を咲かせ始めたマホニアコンフューサ

tamu1500/shutterstock.com

マホニアコンフューサは、秋から冬にかけて、すっと伸びた花穂に鮮やかな黄色の花を咲かせます。細長くスタイリッシュな葉が広がる姿は存在感があり、玄関周りに自然でエキゾチックな雰囲気をもたらします。

洋風やモダンなデザインの住宅と相性が良く、一株植えるだけで空間がぐっと引き締まります。成長スピードはゆっくりですが、横方向にもふんわりと広がるため、少し余裕のあるスペースに植えることをおすすめします。

寒さにはあまり強くないので、日なたから半日陰で、冷たい風が直接当たらない場所を選んで植えましょう。サイズが大きくなってきたと感じたら、春の新しい芽が出る前に切り戻し剪定をおこないます。

※参考価格:1500円~2000円前後(4号ポット苗)

2.2 常緑樹ながら葉色の変化が楽しめる「オタフクナンテン」

オタフクナンテン3/9

赤や淡い緑色の葉をつけたオタフクナンテン

Pefkos/shutterstock.com

ふっくらと丸みを帯びた葉が特徴的なオタフクナンテン。常緑樹ですが、冬の寒さに触れると葉が鮮やかな朱色に変わり、玄関先に暖かみのある彩りを加えてくれます。

和風の庭だけでなく、洋風やナチュラルテイストの空間にも自然に溶け込む、洗練された美しさが魅力です。成長は緩やかで、樹高は最大でも40cmほどとコンパクトなため、狭いスペースでも育てられます。

樹形は自然に丸くまとまり、成長も穏やかなので剪定や切り戻しの手間がほとんどかからず、初心者さんやお忙しい方でも安心です。日当たりがよく、強い西日が当たらない場所に植えると、冬には美しい紅葉を楽しむことができます。

※参考価格:600円~1700円前後(3号ポット苗)

2.3 南国風の花とおしゃれな葉が魅力の「フェイジョア」

フェイジョアの花4/9

花びらが淡いピンク色、花の中心が赤い、フェイジョアの花

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実の収穫も楽しめます5/9

緑色のフェイジョアの実

AnnaNel/shutterstock.com

フェイジョアは、葉の表が光沢のある緑色、裏が銀白色というコントラストがおしゃれな庭木です。夏には南国風のエキゾチックな花が咲き、秋には甘酸っぱい果実も収穫できるなど、季節ごとの変化を楽しめます。

玄関先を異国情緒あふれる雰囲気にしたい方や、手軽に育てられる果樹を探している方にもぴったりです。品種によっては、実をつけるために異なる品種との混植が必要な場合があります。果実の収穫を目的とするなら、1本で結実するタイプを選ぶと良いでしょう。

潮風にも強いため、海に近い地域でも育てられます。成長は穏やかですが、枝が混み合ってきたら春先に間引くように剪定しましょう。日当たりのよい場所に植えると、花や実がつきやすくなります。寒さにはやや弱いため、関東南部より南の暖地向きの庭木です。

※参考価格:4000円~1万円前後(高さ1m程度)

3. 虫がつきにくい庭木で、玄関ガーデニングを始めてみませんか

今回は、狭いスペースにも植えられて玄関先をおしゃれに彩る、虫がつきにくく成長が穏やかな常緑低木を3種類ご紹介しました。

虫の発生やこまめな手入れがネックでガーデニングに踏み出せなかった方も、虫がつきにくい植物を選ぶことで、もっと気軽にガーデニングを楽しめるようになるかもしれません。

ご自宅の環境やデザインの好みに合わせて、玄関先に素敵な庭木を迎えてみてはいかがでしょうか。

※この記事は再編集記事です。

参考資料

5. ガーデニングの基本知識:日なた・日陰・半日陰の違いとは

日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い6/9

日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違いとは?

出所:LIMO編集部作成

最後に、植物を育てるうえで大切な「日なた、日陰、半日陰、明るい日陰」という言葉の違いについて確認しておきましょう。

  • 日なた:一日を通して日光がよく当たる場所。もしくは日陰になる時間が1日に2~3時間程度の場所。
  • 半日陰:一日のうち半分ほど(3~6時間程度)日が当たる場所。または、木漏れ日が差し込むような場所。
  • 明るい日陰:直射日光はほとんど当たらないものの、壁などの反射光によってある程度の明るさが保たれる場所。または、1日に1~2時間ほど日が当たる場所。
  • 日陰:一日を通して、ほとんど日光が当たらない場所。

「日陰でも育つ」とされる植物の多くは、実際には「半日陰」や「明るい日陰」の環境を好みます。完全な「日陰」で育つ植物もありますが、そうした場所では花つきが悪くなったり、葉の色が薄くなったりすることがあります。

植物を植える際は、できるだけ明るい場所や、短時間でも日光が当たる場所を選ぶと、元気に育てやすくなりますよ。

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鈴森 真樹