初夏の日差しが眩しくなり、ガーデニングがますます楽しい季節を迎えました。庭や玄関先を彩る花々をたくさんお迎えしたいけれど、物価高騰の影響もあり、苗代が気になってしまう方も多いのではないでしょうか。

そんなお悩みを解決してくれるのが、1つの苗でも大きく育ち、初夏から晩秋まで長く咲き続けて庭を彩ってくれる頼もしい植物たち。少ない苗で長期間庭が華やかになると、苗代の節約につながります。

そこで今回は、日々節約を考えながらガーデニングを楽しんでいる筆者が、昨年(2025年)植えた植物の中から「植えてよかった」と感じた、大きく育って初夏から晩秋まで長い期間庭を華やかに彩ってくれる植物を3種、参考価格とともに紹介します。

1. この記事で紹介する「大きく育って長期間花が咲く」植物3選

チェリーセージ・ホットリップス1/10

花びらの先端が赤、基部が白の、チェリーセージ・ホットリップス

筆者撮影

  • ジニア プロフュージョン[一年草]
  • チェリーセージ[多年草]
  • クナウティア[多年草]

記事の後半では「宿根草・多年草・一年草の違い」についても、わかりやすくお伝えします。

この記事では、秋田県の自宅の庭で筆者が実際に育てた花を3種ご紹介します。開花時期や生育スピードは、お住まいの地域や育てている環境、品種などによって異なりますので、ご注意ください

2. ガーデニング代節約に!大きく育って初夏~晩秋長く咲く花3選

2.1 いい香りの愛らしい花が咲く「チェリーセージ」

チェリーセージ ホットリップス2/10

花びらの先端が赤、基部が白の、チェリーセージ・ホットリップス

筆者撮影

植え付け時のチェリーセージ3/10

植え付け時のチェリーセージ

筆者撮影

チェリーセージは、フルーティーな香りの小花が魅力の多年草。筆者は赤と白の愛らしい花が咲く「ホットリップス」という品種を育てています。真夏は赤の部分が少なくなりましたが、気温が下がるにつれて赤と白が半々になっていきました。

昨年(2025年)5月の植え付け時は高さ15cmほどでしたが、約5か月後には高さ70cmほどの低木のような姿に成長。初雪が降るころまでたくさんの花を咲かせてくれて、甘い香りに癒されました。

日当たりと風通しのよい場所で乾燥気味に管理すると元気に育ちます。寒冷地では晩秋に地際で切り詰めてマルチングをしておくと、冬越ししやすいですよ。

※参考価格:300円~500円前後(3号ポット苗)

2.2 ナチュラルで涼しげな花「クナウティア」

クナウティア4/10

うす紫色の花を咲かせている、クナウティア

筆者撮影

植え付け時のクナウティア5/10

植え付け時のクナウティア

筆者撮影

クナウティアは、細く長い茎の先に花をつけ、風にそよぐ姿がナチュラルな多年草。花色はワインレッド、ピンク、紫などがあり、筆者はうす紫色の花を選びました。

昨年(2025年)5月の植え付け時は、地際に葉が広がっているだけの姿でしたが、秋には高さ70cmほどに成長。冬には地上部がほとんど枯れ、今年(2026年)の4月に新芽を出してからは、あっという間に高さ1mほどまで伸び、たくさんの花を咲かせています。

日当たりと水はけのよい場所を好む植物です。品種によって草丈が異なり、高さ50cmほどに収まるものもあるため、植えたい場所に合わせて選べます。たくさん咲いたら切り花にして、室内に飾るのもおしゃれです。

※参考価格:500円〜700円程度(3号ポット苗)

2.3 花色の変化が楽しめて暑さに強くローメンテ「ジニア プロフュージョン」

ジニア プロフュージョン6/10

花びらの基部は濃いピンク色、先端は白の、ジニア・プロフュージョン

筆者撮影

ジニア(百日草)のなかでも、病気に強くこんもりとドーム状に育つのが特徴の「プロフュージョン」シリーズ。他の花が咲かなくなる暑さの厳しい真夏でも、休まず元気に花を咲かせてくれます。

筆者が選んだのは濃いピンクと白の花色が鮮やかな「チェリーバイカラー」。咲き始めはクリーム色で、その後ピンクと白の2色になり、咲き終わりはほぼピンク1色になる、花色の変化も楽しめました。

写真はありませんが、昨年(2025年)5月に花が2輪だけ咲いている3号ポット苗を購入して植え付け。その後は夏の暑い時期にもすくすく成長し、秋には直径50cmほどにまで広がって、初雪が降るころまで華やかな姿で庭を彩ってくれました。

※参考価格:250円~450円前後(3号ポット苗)

3. 大きく育って長く楽しめる植物で、お金をかけない庭づくり

筆者が「植えてよかった」と感じた、大きく育って初夏から晩秋まで長い期間庭を華やかに彩ってくれる植物を3種ご紹介しました。気になる植物はありましたか?

実際に庭で育てて、力強い成長と長く続く開花に何度も元気をくれた植物たち。限られた予算の中でも選び方を少し工夫するだけで、華やかな庭づくりを実現できます。

初夏の風が心地よいこの季節、ぜひお気に入りの花を見つけて、無理なく楽しめるガーデニングを始めてみてはいかがでしょうか。

4. 【ガーデニング豆知識】一年草・多年草・宿根草の違いとは?

一年草・多年草・宿根草の違いを知っていますか?7/10

一年草・多年草・宿根草の違いを知っていますか?

出所:LIMO編集部作成

さいごに、一年草・多年草・宿根草の違いを整理しておきましょう。

  • 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物。
  • 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある。
  • 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する植物。

※分類には諸説あります。

※園芸品種では、常緑多年草でも「宿根草」や「宿根」と表記されている場合があります。

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鈴森 真樹