10. まとめにかえて:老後資金の配分と資産寿命を考える

物価上昇が続くなか、老後の家計管理はこれまで以上に重要になっています。

70歳代・二人以上世帯の資産状況を見ると、家計に余裕がある世帯とそうでない世帯との差は大きく、公的年金だけで生活費を十分にまかなえないケースも少なくありません。

不足分を貯蓄で補う構造は、多くの高齢世帯に共通する課題といえるでしょう。

一方で、2026年4月からは在職老齢年金の基準額が引き上げられ、一定水準までの収入であれば、年金を減額されずに受給できる可能性が広がりました。

働きながら年金を受け取るという選択肢は、今後さらに現実的なものになっていくと考えられます。

制度改正の内容も踏まえながら、自身の資産状況や収入見通しを確認し、家計全体のバランスを見直していくことが、長期化する老後生活を支える重要なポイントになるでしょう。

参考資料

マネー編集部貯蓄班