2. 【見落とし注意】医療費以外にかかる老後コスト

老後の支出は医療費だけではありません。

とくに見落とされがちなのが、介護費や住居関連費、日々の生活費です。

公益財団法人 生命保険文化センターの調査によると、介護にかかる費用は、住宅改修や介護用ベッド購入などの一時費用が平均47万2000円、さらに月々の費用は平均9万円にのぼります。

介護の場所によっても差があり、在宅で平均5万3000円、施設では平均13万8000円と、状況によって大きく変動します。

また、住まいに関してもバリアフリー化などの改修費用が発生する場合があり、これらは医療費とは別に準備が必要です。

加えて、生活費そのものにも注意が必要で、たとえば65歳以上の夫婦のみ無職世帯では、可処分所得が約22万円であるのに対し、消費支出は約26万円と、毎月約4万円の赤字となっています。

このように、老後は複数の支出が重なりやすく、医療費だけを想定した備えでは不十分です。

介護費や生活費も含めたトータルでの資金計画を立てておくことが、安心した老後生活につながるでしょう。