お庭や玄関先に、どんな木を植えようかと悩んでいませんか?「四季を感じられる、小さめの庭木が欲しい」「お手入れの手間があまりかからない植物を植えたい」という方には、「ドウダンツツジ」がおすすめです。

うちの庭のドウダンツツジは植えてから5年ほどたちましたが、四季の変化が美しく、成長もゆっくりなので手がかからず、毎年「植えてよかった!」と実感しています。

この記事では、うちの庭で撮影した写真とともに、実際に育てて感じたドウダンツツジの季節ごとの美しさやお手入れ頻度をご紹介します。また、ドウダンツツジの参考価格やおすすめの楽しみ方もお伝えしますので、参考にしてみてください。

1. ドウダンツツジとは?

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白い花を咲かせているドウダンツツジの木

Toshio Umekawa/shutterstock.com

ドウダンツツジはツツジ科の落葉低木で、春には白いベル型の小花を咲かせ、秋には鮮やかな朱色に色づきます。成長はゆっくりで、樹高は最大でも1~2m程度。玄関先や狭い庭でも扱いやすいコンパクトな庭木です。

シンプルでナチュラルな雰囲気のため、どんなテイストの空間にも自然となじみます。ナチュラルガーデンや雑木の庭、ホワイトガーデン、和モダン、玄関先の小さなスペースなど、マルチに活躍してくれます。

暑さ寒さに強く、暖地から寒冷地までさまざまな地域で植栽可能。筆者は秋田県に住んでいますが、冬の寒さでも全く傷みません。日当たりと風通しのよい場所に植えると、花つきや紅葉の色づきがとてもよくなりますよ。

※この記事では、筆者が実際に育てているドウダンツツジについて紹介します。開花時期や育てやすさ、成長速度等は、お住まいの地域や育てている環境等によって異なりますので、ご注意ください。

2. うちの庭に植えてよかった「ドウダンツツジ」季節ごとの美しさ

ドウダンツツジの最大の魅力は、なんといっても1年を通して見せてくれる季節ごとの美しさです。低木ながら変化に富んでいる、ドウダンツツジの四季の移ろいをご覧ください。

2.1 春:愛らしい小花が鈴なりに

春に咲く愛らしい小花2/10

白い小花を鈴なりに咲かせているドウダンツツジ

筆者撮影

秋田県のうちの庭では、毎年4月下旬頃からつぼ型の小さな白い花をたくさん咲かせ、庭をふんわりと明るく彩ってくれます。新緑の淡いグリーンと白い花のコントラストは、本格的な春の訪れを感じさせてくれる大好きな光景です。

2.2 夏:明るい葉色が爽やか

夏は明るい緑の葉が爽やか3/10

明るい緑色の葉が美しい夏のドウダンツツジ

筆者撮影

花が終わると明るい緑色の美しい葉が生い茂ります。枝葉が密生しますが、葉は小ぶりで明るい色なので圧迫感はなく、爽やかな印象。思わず庭に出て深呼吸したくなる風景を演出してくれます。

2.3 秋:紅葉がとても鮮やか

秋の鮮やかな紅葉4/10

真っ赤に紅葉した秋のドウダンツツジ

筆者撮影

ドウダンツツジが花の時期に負けないくらい目を引く季節が「秋」!鮮やかな紅葉を自宅の庭で楽しめる、贅沢な時間です。真っ赤というよりは少しオレンジがかった朱色に染まり、その明るく優しい色合いも筆者のお気に入りポイントです。

2.4 冬:落葉後の繊細な枝ぶりも美しい

赤みを帯びた冬芽に霜が降りた様子5/10

赤みを帯びた冬芽が美しいドウダンツツジ

筆者撮影

冬は葉が落ちて枝だけになりますが、ドウダンツツジは冬も魅力的。繊細な枝ぶりや、赤みをおびた冬芽や枝が、冬庭にさりげない彩りを添えます。霜が降りたり雪が積もったりすると、枝や冬芽の色が一層映えて美しい冬景色を楽しめます。

3. ドウダンツツジの育て方&リアルなお手入れ頻度

毎日忙しく、あまり手入れの時間が取れなくても、いつも美しい姿を見せてくれるドウダンツツジ。ここでは、ドウダンツツジの育て方と、実際に育ててわかったリアルなお手入れ頻度をご紹介します。

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白いドウダンツツジの花のアップ画像

Yoshihide KIMURA/shutterstock.com

3.1 剪定:成長がゆっくりで、剪定の手間が少ない

ドウダンツツジは成長がゆっくりで、放任でも自然と樹形がまとまるため、自然樹形を楽しむなら剪定はほとんど必要ありません。ときどき勢いよく伸びる枝が出るため、気になったときにその枝だけカットすれば十分です。

筆者は5年前に樹高50cmほどの苗木を植えてほとんど剪定せずに育てており、現在の樹高は60cm程度。1mくらいまで育てたいのですが、まだまだ時間がかかりそうです。

3.2 病虫害対策:虫がつきにくく、病気にも強い

ドウダンツツジは害虫がつきにくく、病気にも強い庭木です。筆者が育てているドウダンツツジも、病虫害が発生したことは今のところありません。

風通しや水はけの悪い場所に植えると病虫害が発生する原因になるため、日当たり・風通し・水はけのよい場所に植えるのが一番の病虫害対策です。

3.3 水やり:乾燥には少し弱い

筆者が育てているドウダンツツジは、庭に地植えしていますが、他の植物と比較してやや乾燥に弱い印象です。夏に日照りが続いて土が乾燥すると、葉がチリチリになってしまうことも。

夏に葉が傷むと秋の紅葉があまりきれいに色づかなくなるため、乾燥しすぎないよう、雨が少ないときは涼しい時間帯に時々水やりをしています。また、できるだけ西日の当たらない場所に植えるのも、乾燥や葉焼けの対策になりますよ。

3.4 掃除:秋〜冬は落ち葉掃除が必要

ドウダンツツジは落葉樹なので、美しい紅葉が終わると葉が一斉に落ちます。そのため、冬前の時期だけは落ち葉掃除の手間がかかってしまいます。筆者はこの落ち葉を腐葉土にして利用しています。

4. ドウダンツツジの楽しみ方

4.1 うちの庭では「低い生け垣」として

うちの庭では低い生け垣に7/10

生垣として列植しているドウダンツツジ

筆者撮影

うちの庭では、ドウダンツツジを「低い生け垣」として植えています。

生垣と言っても刈り込みはしておらず、自然樹形を楽しみながら、庭と道路とのさりげない境界として列植。子どもが庭から道路に飛び出すのを防ぎつつ、近所の方とは顔を合わせてあいさつができる、圧迫感のないちょうどいい生け垣です。

先述したようにまだ育てている途中ということもあり、ほとんど剪定はしていませんが、年々枝葉が密になり、花つきや紅葉の発色もよくなってきています。

4.2 シンボルツリーにもおすすめです

ドウダンツツジは1本でもさりげない存在感と四季の移ろいを楽しめるため、小さなお庭や玄関先のコンパクトなシンボルツリーにもおすすめです。

自然樹形を楽しむほか、刈り込んで丸や四角などユニークな形をつくってお庭のアクセントにすることもできます。うちの庭のように低い生け垣にしたり、玄関アプローチ沿いに列植したりするのも素敵です。

剪定でカットした枝を花瓶に活けて室内に飾れば、ナチュラルでおしゃれなインテリアにもなりますよ。

5. ドウダンツツジで四季を感じる庭づくり

春の白い花、夏の新緑、秋の紅葉、そして冬の美しい枝ぶりと赤みを帯びた冬芽や枝。ドウダンツツジは、1年を通して美しい姿を見せてくれる、筆者の大好きな庭木です。

虫がつきにくく、成長がゆっくりで手入れの手間も少ないので、忙しい毎日の中でも穏やかな気持ちで季節ごとの美しい姿を眺め、心を落ち着けることができます。

コンパクトなシンボルツリーや生け垣、アクセントとなる木を探している方は、ドウダンツツジを検討してみてはいかがでしょうか?きっと、四季の移ろいを感じられる素敵なお庭になりますよ!

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鈴森 真樹