4. 制度のルールを正しく理解し、老後の資金計画に役立てよう
今回は、75歳からの後期高齢者医療制度において、医療費が3割負担となる「単身の年収383万円の壁」と「夫婦の年収520万円の壁」について解説しました。
老後の医療費負担が「1割」か「3割」かでは、家計に与えるインパクトが全く異なります。
特に、長く働き続けて収入を得ようと考えている人や、年金以外に不動産収入などがある人は、「課税所得」と「総収入」がこのボーダーラインにどう絡むのかを事前に把握しておくことが大切です。
定年後の働き方を決める際や、老後の資金計画を立てる際には、目先の「手取り収入を増やすこと」だけでなく、「社会保険料や医療費の負担がどう変わるか」というトータルバランスを意識することが、豊かな老後を守る鍵となるでしょう。
ねんきん定期便や源泉徴収票を見ながら、一度シミュレーションしてみてはいかがでしょうか。
参考資料
苛原 寛