「庭に土が目立つスペースがあって、ちょっと寂しい」「毎年植え替えるのは大変だから、植えっぱなしで楽しめる植物が知りたい」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そんな悩み対策としておすすめしたいのが、庭になじめば、毎年同じ季節に美しい葉や花を見せてくれる〈多年草〉や〈球根植物〉です。日なたや半日陰など、それぞれの環境に適した植物を選ぶことで、ぐっと育てやすくなり、ローメンテナンスな庭づくりを助けてくれる頼もしい存在です。
今回は、福岡県の自宅でガーデニングを楽しむUさんに、庭で実際に育てている植物を紹介してもらいました。
1. この記事で紹介する「植えてよかった」日なた&半日陰の頼れる多年草・球根植物5つ
福岡の日なた&半日陰の庭で20年以上ガーデニングを楽しんでいるUさんが、「植えてよかった!」と感じている、ほぼ植えっぱなしで毎年春の庭を彩ってくれる頼もしい5つの植物を紹介します。
クリスマスローズなど「植えてよかった」植物を紹介します1/12
LIMOガーデニング部
- スズランのような白い小花「スノーフレーク」
- 美しい葉のグラデーション「ホスタ(ギボウシ)」
- ツヤツヤの葉と秋冬の黄色い花「ツワブキ」
- 星型の花が可愛らしい「ハナニラ」
- 冬から春の庭を彩る「クリスマスローズ」
※この記事では福岡県のUさんが「植えてよかった」と感じている植物を、実際の写真とともにお伝えします。
※開花時期や生育スピードは、お住まいの地域や庭の環境によって異なりますので、ご注意ください。
※記事の写真は2026年4月初旬に撮影したものです。
2. 植えっぱなしで毎年咲く、下向きの白い小花が愛らしい「スノーフレーク」
福岡の半日陰の庭で育てているスノーフレーク2/12
LIMOガーデニング部
春になると、ベルのような型の白い花を咲かせる「スノーフレーク」。花びらの先に入った緑色の斑点がチャームポイントです。
「オリーブの木の根元に植えっぱなしにしています。3年ほど前に球根を植えてから、毎年変わらず花を咲かせてくれるので、本当に手がかかりません」とUさん。
日当たりの良い場所から明るい半日陰まで幅広い環境で育つのも魅力。春の訪れを告げてくれる愛らしい球根植物です。
- ※参考価格:100円~200円前後(球根1球)
3. 春になると新しい葉が出てくるのが楽しみ「ホスタ(ギボウシ)」
福岡の半日陰の庭で育てているホスタ(ギボウシ)3/12
LIMOガーデニング部
庭の半日陰スペースを、しっとりとした美しい葉で覆ってくれる「ホスタ(ギボウシ)」。カラーリーフとしても非常に優秀で、葉の大きさや模様のバリエーションが豊富です。
「写真の鉢植えのほかに、日陰の花壇にも植えています。毎年、春になって無事に芽が出てくれると、ホッとしつつ嬉しくなります。まだ芽が出たばかりですが、これから葉が広がって、夏にはスッと茎を伸ばして咲く花もキレイですよ」と話してくれました。
冬の間は地上部の葉を落としますが、春になるとまた元気な新芽を出してくれる宿根性の多年草です。
- ※参考価格:500円~1200円(3号ポット苗)
4. ツヤツヤの大きな葉が春にぐんぐん育つ「ツワブキ」
福岡の半日陰の庭で育てているツワブキ4/12
LIMOガーデニング部
ツヤツヤの葉が美しい「ツワブキ」は、庭の中でも日当たりの少ない、日陰の花壇に植わっていました。
「ツワブキは、春に青々とした新しい葉が広がるのもいいですよね。」とUさんは話してくれました。秋には黄色い花を咲かせてくれる常緑多年草で、ほとんど手間がかからない頼れる存在です。
※参考価格:500円~1000円前後(3.5〜4号ポット苗)
5. 星型の花が可愛らしい「ハナニラ(イフェイオン)」
福岡の半日陰の庭で育てているハナニラ5/12
LIMOガーデニング部
次に紹介するのは、春に星型の可憐な花をたくさん咲かせる「ハナニラ」です。
「とても丈夫で、植えっぱなしでも毎年花を咲かせてくれます。球根がどんどん分球するので、シャクヤクの株元に植え付けていたものも花が咲きました。組み合わせを楽しみやすいのも魅力です。」
元気で増えすぎてしまう一面もあるので、広がりすぎないように、間引いたりしながら育てるのがおすすめです。
- ※参考価格:50円~100円前後(球根1球)
6. こぼれ種から育てて花が咲いた「クリスマスローズ」
福岡の半日陰の庭で育てているクリスマスローズ6/12
LIMOガーデニング部
クリスマスローズは、季節によって置き場所を変えたいので、鉢植えで育てているというUさん。
「もともと育てていた緑の花が可愛いクリスマスローズが、こぼれ種から芽吹いているのを見つけて、じっくり育てていました。今年でたぶん4年目の株が今年初めて咲きました。何度繰り返しても、うれしいですね。」と満開に花を咲かせた原種のクリスマスローズを見せてくれました。
福岡の半日陰の庭で育てているクリスマスローズ7/12
LIMOガーデニング部
そしてもう一株、「お迎えして3年目。色が少しずつ変わってきてしまいましたが、毎年株が充実してきて、たくさん花を咲かせてくれます。」という花の先が赤く色づいた鉢植えも見せてくれました。ほかにも、こぼれ種から育てているという小さなポット苗も一緒に並んでいましたよ。
クリスマスローズは、落葉樹の下など、冬は日が当たり、夏は涼しい木陰になるような「半日陰」の環境が育てやすい植物です。常緑の葉も美しく、一度環境に馴染めば、毎年美しい花を咲かせてくれます。
- ※参考価格:1000円〜3000円前後(苗のサイズや品種による)
7. まとめにかえて
今回は、福岡県のUさんの庭ですくすく育っている植物の中から、「植えてよかった」と感じている、〈多年草(宿根草)〉や〈球根植物〉5つを紹介しました。
庭の環境になじめば、毎年同じ季節に美しい葉や花を見せてくれる頼もしい植物たち。ローメンテナンスな庭づくりを助けてくれる頼もしい存在です。
庭の「日なた」と「半日陰」をよく観察して、それぞれの環境で健やかに育つお気に入りの植物を見つけてみてくださいね。
8. 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?
日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い8/12
出所:LIMO編集部作成
最後に、日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違いも整理しておきましょう。
- 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
- 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
- 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
- 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。
「日陰で生育する」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、花つきが悪くなる可能性が高いです。
可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。
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