2. 標準的な夫婦世帯の年金額は23万7279円、前年比4495円の上昇

私たちが受け取る年金額には幅があり、個人差がありますが、年金額は物価や賃金の上昇といった外的な要因によっても変動します。

年金は、こうした変化に応じて、毎年度見直される仕組みになっており、将来にわたって年金水準を確保するための措置が取られています。

令和8年度に関しては、国民年金は1.9%、厚生年金に関しては2.0%の引き上げられます。改定される年金額は下記のとおりです。

令和8年度 年金額(月額)の例

国民年金(満額・1人分):7万608円(1300円上昇)
厚生年金(標準的な夫婦世帯):23万7279円(4495円上昇)

※厚生年金に関しては、会社員の夫(平均標準報酬額45.5万円で40年間就業)と専業主婦世帯の給付水準です。

賃金や物価上昇を背景に、年金額は令和5年度より4年連続で上昇し、国民年金と厚生年金それぞれが1300円、4495円上昇しています。

この金額が多いか、少ないか、受け止め方は個人のライフスタイルによって異なりますが、あらためて年金額の例を見ると、国民年金の年金額の低さが目立ちます。

保険料が厚生年金加入者とは異なることもありますが、国民年金加入者である自営業やフリーランスの方、あるいは国民年金のみへの加入期間が長い方などは、厚生年金加入者より年金額が少なく、年金だけでは生活が難しくなることが予想されます。

預貯金や個人年金保険など、老後の生活を支える資産について早めに考えておくことをおすすめします。