2. 納付が猶予される【学生納付特例制度】とは?
「今は払えないから放置でいいや」という安易な未納はNGです。学生納付特例制度を検討しましょう。
この制度は、所得が基準以下の学生を対象に、申請手続きを行うことで「在学中の保険料納付を後回し(猶予)」にできる仕組みです。
「未納(放置)」と「猶予(申請済み)」は全く別物ですので違いを理解しておきましょう。
2.1 未納
もし在学中に大きなケガや病気で障害が残っても、保険料が未納だと「障害基礎年金」を1円も受け取れません。
2.2 猶予
一方、特例の承認を受けていれば、実際に納付はしていなくても「年金に加入している期間」として扱われます。これにより、万が一の際の障害年金や遺族年金の受給権がしっかり守られます。
将来もらえる「老齢基礎年金」の受給資格(10年の加入期間)にも算入されるため、たとえ今はお金がなくても、「申請だけはしておく」ことが将来の自分を助けることにつながります。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】