2025年に団塊の世代がすべて75歳以上の後期高齢者となり、日本は超高齢社会の大きな節目を迎えました。
新年度がスタートし、生活環境や家計の見直しを意識する人も増えるこの時期。長寿社会を生きる私たちにとって、年金や貯蓄への不安は依然として身近な課題です。
どのような資産活用を望む場合でも、まず把握しておくべきなのは日々の家計収支という「現実」です。
現在の70歳代世帯では、公的年金だけで生活費をすべてまかなうことは難しく、月々数万円単位の不足が生じているケースが一般的です。
こうした不足分を補いながら、望む暮らしを維持していくためには、現在の貯蓄が十分かどうか、そしてそれをどのように計画的に活用していくかという視点が欠かせません。
本記事では、最新の調査データをもとに、70歳代前半(70歳~74歳)世帯の「リアルな家計収支」を確認したうえで、今のシニア世代の年金事情や貯蓄額の実態について解説していきます。