2. 老後資産を用意する鍵は「10%の貯蓄」

老後資産を積み上げるうえで有効なのが、仕組みとして継続できる積立貯蓄です。

独立行政法人労働政策研究・研修機構の資料によると、学校卒業後にフルタイムの正社員として60歳まで働いた場合の生涯賃金(退職金除く)は、男女・学歴によって一定の差があります。

生涯賃金の男女差3/5

生涯賃金の男女差

各種資料をもとに筆者作成

税金や社会保険料を差し引いた手取り収入は、大まかに生涯賃金の約70%です。

夫婦がそれぞれ60歳までフルタイムで働き、手取りの10%を毎月積み立てた場合、60歳時点での貯蓄額は2000万〜3000万円規模に達する試算となります。

60歳時点での貯蓄額試算5/5

60歳時点での貯蓄額試算

各種資料をもとに筆者作成

あくまで単純計算にはなるものの、特別な運用をしなくても、手取りの10%を淡々と積み立てるだけでこれだけの資産形成が可能です。財形貯蓄や口座振替を活用すれば、手間をかけずに継続できます。

現役世代の方は、現在の年齢と目標とする老後資金から逆算して、今から計画的に貯蓄を進めることをお勧めします。

貯蓄だけでは目標額に届きそうにない場合は、NISAやiDeCoといった税制優遇制度の活用も検討してみてください。