サンリオは業績も絶好調、なのに株価が下がったことも!なぜ?元機関投資家が読み解く「期待値の壁」
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ハローキティやクロミといった人気キャラクターで、世界を魅了する株式会社サンリオ。近年の業績は絶好調といえる状況です。
2026年2月12日、サンリオより「株式分割の実施」「株式分割に伴う定款の一部変更」や「株主優待制度の変更」などが発表されたことで、今後の投資について検討している個人投資家も多いのではないでしょうか。
2025年11月5日に発表された2026年3月期第2四半期の決算内容でも、「好調な増収増益の状況」がわかったものの、株価が下落するという不可解な現象が起こったこともあったのです。
「業績は良いのに、なぜ株価が下がるのか」。株式投資における基本的な疑問について、元機関投資家の泉田良輔氏が自身のYouTubeチャンネル『イズミダイズム』で解説しました。
本記事では、当時の泉田氏の分析を基に、決算数値の裏に隠された投資家心理や企業の戦略を解き明かし、サンリオ株の現状と今後の展望を探ります。
※本記事は業績絶好調のサンリオ、なぜ株価は下がる?元機関投資家・泉田良輔が読み解く「期待値の壁」(2026年2月11日)を再構成し再編集しました。
1. サンリオの決算は驚異的な増収増益を記録
まず、サンリオが2025年11月5日に発表した2026年3月期第2四半期の決算内容を確認します。
特筆すべきはその成長率で、元機関投資家の泉田良輔氏も以下の点に注目しています。
- 売上高:前年同期比で39.6%増加
- 営業利益:前年同期比で66.1%増加
泉田氏は「歴史ある大企業がこれほどの成長を遂げるのは驚くべきことだ」と高く評価しています。
動画で見る:サンリオ、好業績でも株価が下がる理由
しかし、これほど良好な業績にもかかわらず株価が下落した背景には、「期待値」という株価形成の重要な要因が関わっていると指摘します。
著者
金融・経済YouTubeチャンネル「イズミダイズム」
「イズミダイズム」は、株式会社モニクルリサーチが運営する金融・経済YouTubeチャンネルです。フィデリティ投信や日本生命でポートフォリオマネージャーや証券アナリストとしての勤務経験のある元機関投資家の泉田良輔が、プロの視点で金融や経済に関する様々なニュースの解説や、資産形成に役立つトピックをお届けします。新NISAの開始やインフレを背景に、個人の資産運用への関心が高まる中、機関投資家と個人投資家の「視点の違い」や、経済ニュースの裏側にある「構造」をロジカルに解説します。(最新更新日:2026年1月30日)
監修者
株式会社モニクルリサーチ
代表取締役/日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)
株式会社モニクルリサーチ代表取締役。その他に株式会社モニクル取締役COO、株式会社モニクルフィナンシャル取締役COOも務める。LIMO&ファイナンス編集長。東京科学大学大学院非常勤講師。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科修了(同研究科最優秀賞受賞)
1. 経歴
2013年に株式会社ナビゲータープラットフォーム(現:株式会社モニクルリサーチ)を原田慎司(現同社取締役)らとともに共同創業。2013年に個人投資家向け金融経済メディア「Longine(ロンジン)」を立ち上げ、編集長に就任。Longineの立ち上げの経緯はBloombergにおいて「体力勝負アナリスト辞めます、元外資マン個人に長期投資指南」として掲載され大きな反響を呼ぶ。投資情報のサブスクモデルを確立する。その後、株初心者向けネットメディア「株1」、2015年にはくらしとお金の経済メディア「LIMO」の前身となる「投信1」を立ち上げる。2026年6月に専門家と実務家が情報発信をする金融経済ニュースサイト「LIMO&ファイナンス」を立ち上げ編集長に就任。
それ以前は、日本生命・国際投資部で外国株式ファンドマネージャー、フィデリティ投信・調査部や運用部にて10年に渡ってインターネット、電機(半導体・民生・産業エレクトロニクス)、機械(ロボットやセンサー企業中心)といったテクノロジーセクターの証券アナリストや中小型株ファンドのアシスタント・ポートフォリオ・マネージャー(最年少で就任)として従事。
2. 専門・研究領域
慶応義塾大学商学部卒業。国際金融及びコーポレート・ガバナンスを専攻。アジア通貨危機、昭和金融恐慌などの金融パニックのメカニズムを金融政策や金融機関への規制の観点から研究。それらの内容は「昭和金融恐慌からの教訓 平成恐慌になにをどう生かすべきか」(三田商学研究学生論文集)として発表。
3. 著書
・『機関投資家だけが知っている「予想」のいらない株式投資』(ダイヤモンド社)
・『テクノロジーがすべてを塗り変える産業地図』(クロスメディア・パブリッシング)
・『銀行はこれからどうなるのか』(クロスメディア・パブリッシング)
・『Google vs トヨタ 「自動運転車」は始まりにすぎない』(KADOKAWA)
・『日本の電機産業 何が勝敗を分けるのか』(日本経済新聞出版社)
4. 寄稿や講演他
「日経BizGate」での連載「泉田良輔の新・産業鳥瞰図」や「現代ビジネス」、「東洋経済オンライン」、「プレジデント」などへの寄稿や対談も多数。対談記事例としては「【未来予想】ブロックチェーン革命が、「半沢直樹」の世界に終わりを告げる」や「【未来予想】アマゾンとビットコインが、次世代の「銀行」になる理由」(いずれもNewsPicks)、「米独に遅れる日本の自動運転、自動車も電機の二の舞に?」(週刊ダイヤモンド)。海外ジャーナリストからインタビューされることも多く、Financial TimesやThe Economist、Bloombergにおいて自動車や金融業界についての国内外産業動向コメントも発信している。
講演会や動画での情報発信も盛んに行っており、NewsPicksのTHE UPDATE、日経ビジネススクール、慶應丸の内キャンパス、慶應義塾SDM、アカデミーヒルズなどでも講義を行う。またNewsPicksのNewSchoolではプロジェクトリーダーとして「本当に初心者のための資産運用」を開催。
最終更新日:2026年6月26日