では、何が違うのかを見ていくことにしましょう。
ドルコスト平均法の落とし穴
先ほど見たように、5回に分けて1万円を投資するケースを見ていきましょう。
- 1回目:株価100円、株数100株
- 2回目:株価90円、株数111.1株
- 3回目:株価80円、株数125株
- 4回目:株価70円、株数142.8株
- 5回目:株価60円、株数166.6株
今回買い付けた株数を合計すると、645.5株となります。先ほどは422.5株でしたので、さらに多くの株を買い付けることができたといえます。先ほどと比べると株価が下落トレンドでしたので、より多くの株数を買い付けることができました。
これもドルコスト平均法の特徴です。一定の金額を毎回投資するために、株価が下がるとそれだけ多くの株数を手に入れることができます。
さて、毎回1万円を5回に分けて投資しましたが、現在の資産はいくらとなっているのでしょうか。
645.5株に5回目の株価である60円をかけてみましょう。