ドルコスト平均法で投資初心者がハマる落とし穴とは

Kelly Marken/Shutterstock.com

結果は「3万8730円」となり、投じたはずの5万円を下回っていることになります。

こう見ると、ドルコスト平均法が万能ではないということにお気づきかと思います。株価が下がる中でドルコスト平均法を続けても、平均の買い付け値は下がるものの、含み損失という傷口はどんどん開いていきます。

これは株式市場でいう「難平(なんぴん)買い」に近いものがあります。

そして、株式市場では「難平買いはするな」という戒めもあります。

ドルコスト平均法は買い付ける資産の目利きがすべて

ドルコスト平均法は、長期的に資産が右肩上がりである資産で基本的にはうまく機能するものです。

先ほども見たように、資産価格が下げトレンドの資産をドルコスト平均法で買い続けると含み損失が拡大します。

資産価格がレンジ内(ボックス圏内)の資産であれば、継続的に買い続けていれば、レンジ内での推移の中で資産価格の上昇局面で含み益が出て、下降局面で含み損が出るというのを繰り返すことになります。したがって、レンジ内で資産価格が推移する対象についてはトレーディング(売買)が必要ということになります。

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄といった個人の資産運用(パーソナルファイナンス)を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。