「つみたて投資」をはじめ、「つみたてXXX」というようなキーワードをよく目にするようになりましたが、その際に一定金額を定期的に投資する際には、資産価格が上昇するという可能性が高いものを選択する必要があります。
つみたて投資において、外国株式のインデックスファンドをおすすめする人をよく見かけますが、これは「過去」において、資産価格が右肩上がりで上昇してきたことを背景としているのでしょうが、これは過去の話であって、未来の話ではありません。
外国株式インデックスファンドでどんなリスクをとっているのか
海外先進国株式のインデックスファンドの内容を見るとその多くの割合が米国株に投資をしていることになります。この点は留意しておくべきでしょう。インデックスファンドに投資をしているといって自分がどんなリスクをとっているのかは知っておくべきでしょう。
世界経済の拡大ペースは日本経済の拡大ペースよりも高いという前提に立てば、世界株式を保有するということは合理的な判断といえます。
しかし、株価にはバリュエーションという株価評価があり、必ずしもファンダメンタルズが反映されているとは限りません。仮に、日本経済が1980年代後半に経験したバブルという状況であれば、株価は長期に下落することがあります。いずれにせよ、過去の株価を語るのは、車のバックミラーを見て運転するのとさして変わりがありません。
マネー編集部
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私たちは、保険会社・大手銀行・証券会社など金融機関での勤務経験を有したメンバーで構成する、株式会社モニクルリサーチ運営の『LIMO(リーモ)〜くらしとお金の経済メディア〜』のマネー編集部です。
日本生命保険相互会社出身の村岸理美・三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子・株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵・SMBC日興証券株式会社出身の安達さやかなどを中心としたメンバーで構成。それぞれが大手金融機関にて主にリテール・法人・富裕層向けの資産にまつわるアドバイス業務を経験。主に国内外株式の仲介、国内外の債券、投資信託、生命保険の販売業務に従事し、トップセールスで多数の表彰歴を持つ人や、研修講師として年間100回超の登壇経験を持つ元研修講師なども在籍。
専門性の高いテーマで年間8000本以上の企画・執筆・編集・監修の実績があり、特に以下の分野を中心に、厚生労働省・金融庁・総務省などの官公庁の一次情報をベースに記事を企画・執筆・編集している。
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公的年金制度(厚生年金保険・国民年金)、社会保障制度、相続・贈与・退職金、NISA・iDeCoなどの税制優遇制度、資産運用・資産形成・保険など
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