【国民健康保険料】2025年度の上限額は「3万円」の引き上げに！国民健康保険料の「上限額引き上げ」で影響を受けるのはどんな人？ 「国民健康保険」とは？どんな人が加入対象？《所得別》年間保険料を見てみる

2. 【2025年度】国民健康保険料の上限額は「3万円」の引き上げに

厚生労働省によると、国民健康保険料の上限額を2025年度から3万円引き上げることを公表しています。

国民健康保険料は市区町村によって算出方法が異なりますが、年間の上限額は全国共通の基準が設けられています。

2024年度の上限額は「89万円」でしたが、2025年度には3万円増となり「92万円」が新たな上限となっています。

ただし、この上限に達する世帯は一部に限られ、すべての加入者に影響が出るわけではありません。

次章では、今回の保険料引き上げによって影響を受ける人の収入目安について紹介します。

3. 国民健康保険料の「上限額引き上げ」の影響を受けるのはどんな人？

厚生労働省は、上限額の引き上げによって負担増となる可能性がある高所得世帯について、目安となる試算を示しています。

• 2024年度：給与収入 約1140万円／年金収入 約1140万円（給与所得 約960万円／年金所得 約960万円）
• 2025年度：給与収入 約1170万円／年金収入 約1170万円（給与所得 約980万円／年金所得 約980万円）

保険料は自治体ごとに算定方法が異なるため、次章では例として新宿区の国民健康保険料を取り上げて確認していきます。