4. 【お金に愛される人に共通すること】③:家計の可視化を継続している
貯蓄に成功している人は、家計の収支を常に見える化する習慣を持っています。
動画配信や音楽配信など、利用者の多いサービスだけでなく、日用品の定期購入、クラウドストレージ、学習系サービスなど、気づかないうちに固定費化している支出は年々増えています。
以下は消費者庁が令和3年に発表したサブスクリプションサービスの利用状況に関する調査です。
「現在利用している」「今後利用したい」を合わせると、サブスクに関心を持つ人は半数を超えており、もはや一部の層だけのものではなく、誰もが使う身近なサービスになったことが分かります。
こうした“使っているつもりのない支出”が増えやすい時代だからこそ、貯蓄の上手な人は家計簿アプリやオンライン明細を活用し、自分の支出を常に把握する習慣を続けています。
毎月の収入と支出の流れを見える化すると、何にお金が消えているのかが一目で分かり、必要・不要の判断がしやすくなります。
特に、サブスクや通信費のような固定費は、一度契約すると放置されがちです。だからこそ、定期的な点検が大きな差を生みます。実際に見直す対象としては、
- 使っていないサブスクの解約
- 契約プランの過不足の調整
- 光熱費や通信費のプラン変更
- 加入しっぱなしの保険の再評価
などが挙げられます。
これらを定期的にチェックすることで、「無理をせずに貯蓄へ回せる余剰資金」を確保でき、家計全体のバランスが安定します。
ただ節約するのではなく、「使うべきところに使い、減らせるところを減らす」という柔軟な資産形成が実現するのです。
