6. 年金制度の理解・活用で資金形成を
今回は、2025年度のデータをもとに公的年金の仕組みや平均受給額について解説しました。
厚生年金と国民年金では受給額に大きな差があり、特に自営業やフリーランスの方は老後資金をどう準備するかが重要になります。
記事で紹介した「付加年金」は、月々わずかな負担で将来の年金を増やせる有効な選択肢の一つです。
2024年から始まった新NISAなどを活用した資産形成も注目されていますが、まずは自身の年金見込額を把握し、こうした公的制度を賢く利用することが老後への備えの第一歩と言えるでしょう。
年末のこの機会に、一度「ねんきんネット」などでご自身の加入記録を確認し、将来の生活設計を具体的に考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」
- 日本年金機構「国民年金付加年金制度のお知らせ」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
村岸 理美