5. ローンは早めに返済していた
現在30〜40歳代の方のなかには、住宅ローンの返済が始まったばかり、あるいはこれからマイホーム購入を検討していたりする方も少なくありません。
ローンを組む際には、可能な限り定年までに完済できる金額・期間を想定した購入計画を立てることが大切です。
また、大きな負担を早めに軽くしておくことで、老後の家計にゆとりが生まれます。
定年後にローンを抱えたままにならないよう、繰上げ返済などを上手に活用し、計画的な返済ができるよう早めに備えておきましょう。
6. 今からできることからコツコツ取り組もう
本記事では、老後に余裕を持って暮らしている人たちが、現役時代に実践していた5つの取り組みを紹介していきました。
老後にお金の不安を抱えない人たちは、特別な収入や一攫千金ではなく、現役時代からの「地道な積み重ね」によって老後の安心を手にしています。
年金額の確認やライフプランの整理、支出の管理といった取り組みは、今からでも始めることが可能です。
ご自身の年金・家計状況をしっかり把握し、一歩を踏み出すことが、将来の安心につながるでしょう。
参考資料
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」
- 金融庁「NISAを知る」
- iDeCo公式サイト「iDeCo(イデコ)の特徴」
- 金融庁「つみたてシミュレーター」
- 総務省「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」
和田 直子