2. 価値観の違いを受け入れやすいのは親?
子どもが親との価値観の違いを「受け入れられる」と感じる割合は、「進路についての考え」が50.0%、「仕事・キャリアについての考え」が39.3%というように、具体的な将来に関するテーマで比較的高くなっています。
しかし「子育てについての考え」が31.8%、「多様性についての考え」が37.7%というように、個人の生き方や社会観に関わるテーマでは、違いを受け入れられると感じる割合が相対的に低くなっています。
親子であっても、より本質的な価値観に関するテーマは少し話しにくく、そもそも価値観の違いを理解しにくいこともあるのでしょう。
一方で、親は「子育てについての考え」が65.2%、「多様性についての考え」が66.7%というように、様々な観点において子どもとの価値観の違いを受け入れられるとしています。
こうした話題では子どもと親の間で、価値観の違いの受容度にも違いがあることがわかります。
親子間でギャップが少ないのは、「お金の使い方」や「時間の使い方」といった日常に近い内容のようです。
では、こうした価値観の違いを理解するためにも大切な「コミュニケーション」について、親子間の認識の違いを見ていきましょう。
