2. 【障害年金ニュース②】認定プロセスの見直しなど「3つの対応策で適切な判定につなげる」
2025年は、障害年金制度の認定プロセスが大きな転換点を迎えました。
2025年9月19日に日本年金機構は「不支給等事案にかかる点検作業の進捗状況について」を公表しました。点検の対象となったのは、令和6年度の不支給事案(審査請求事案を除く)を中心に、合わせて約1万1000件にのぼります。
2024年度の障害年金の認定状況に関する調査報告書を受け、日本年金機構は公平性などを高めるため、審査体制の抜本的な見直しと、過去の不支給事案の検証を迅速に実施しました 。この一連の対応は、報告書の指摘に基づき、2025年7月以降順次、集中的に取り組みが開始されました 。
対応策としてあげられたのは以下の3点です。
- 審査書類などの丁寧な記載
- 認定プロセスの客観性・公平性の確保
- 障害年金センターの審査体制の見直し
この中でも「審査書類などの丁寧な記載」について、以下2つの書類における改正ポイントを詳しくみていきます。

