5. まとめ
年金の繰上げ受給は、早いタイミングから安定収入を得られるメリットがある一方、年金が減額されたりほかの年金を受けられなくなったりと、デメリットも目立つ制度です。とくに年金の減額は物価高の現代において痛手です。
また、損益分岐点のシミュレーションでは、80歳付近で、65歳から受給した人に年金総額を逆転される結果となりました。
しかし、どれくらいの年齢まで生きられるかは人によって異なります。損得だけでなく、老後のライフプランも踏まえて、繰上げ受給を選択するかどうか考える必要があるでしょう。
参考資料
石上 ユウキ
著者
AFP/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元公務員/金融ライター
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、AFP(Affiliated Financial Planner)、小学校教員免許、中学・高校(国語科)教員免許保有。北海道教育大学旭川校卒業後、地方公務員として北海道内の市役所に入庁。経済部署では中小企業向け助成金の支給や学生の就職支援を担当。税務部署では主として「固定資産税」の業務に携わったほか、「市民税」の証明書発行や「国民健康保険」等の業務にも従事した。退職後は、経験を活かしてフリーランスの金融ライターとして活動。
NISAやiDeCo、高配当株式といった投資経験も強み。自身の経験を活かしながらわかりやすい記事を執筆中。