3. 年金を早くもらうメリット
年金を繰上げ受給するメリットは、65歳を待たずに年金収入を得られる点です。たとえば、60歳時点で病気になったり、突然失業したりして収入が途絶えた場合、生活に困窮する可能性があります。
そうしたときに年金を繰上げ受給すれば、通常時よりは減額されるものの、安定収入を得られるようになります。
また、公的年金以外の備えがある人なら、繰上げ受給で早期リタイアの実現が可能です。
年金が減額されてもカバーできるほどの資産があれば、繰上げ受給で定期的な収入を受け取りつつ、退職後の余暇を楽しめます。元気なうちから年金を受け取り利用したいと考える人には、有効な選択肢となるでしょう。
次章では、繰上げ受給の「損益分岐点」について解説します。
著者
AFP/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元公務員/金融ライター
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、AFP(Affiliated Financial Planner)、小学校教員免許、中学・高校(国語科)教員免許保有。北海道教育大学旭川校卒業後、地方公務員として北海道内の市役所に入庁。経済部署では中小企業向け助成金の支給や学生の就職支援を担当。税務部署では主として「固定資産税」の業務に携わったほか、「市民税」の証明書発行や「国民健康保険」等の業務にも従事した。退職後は、経験を活かしてフリーランスの金融ライターとして活動。
NISAやiDeCo、高配当株式といった投資経験も強み。自身の経験を活かしながらわかりやすい記事を執筆中。