5. 物価高の中で節約が続く家計
内閣府の調査によると、物価上昇が続くなかで、多くの世帯が支出を抑制しています。
支出額を減らしている分野(平均)を見ると、「食費(外食以外)」が最も高く、「外食」や「衣類・身の回り品」とほぼ同率で40%台となっています。次いで「旅行やレジャー」も30%台と高い割合で支出を減らす対象となっています。
生活に直結する食費に続いて、「衣類・身の回り品」や「旅行やレジャー」といった消費が節約の対象となっていることがわかります。とくにレジャーの節約は、運転の減少にも影響するかもしれませんね。
5.1 中高年層ほど支出抑制傾向が強い
支出を減らしている分野を年代別に見ると、中高年層ほど支出抑制傾向が強くなっています。
とくに「衣類、身の回り品」の支出を減らしている割合は、50代で50%近く、60代で50%超と高水準にあります。
また「食費」や「外食」に関しても、20代や30代よりも50代、60代の方がより抑制していることがわかります。
6. まとめにかえて
自動車の運転中に利用されるメディアは、30代までが「音楽ストリーミング」を中心とするデジタル配信を好み、より上の世代が「ラジオ」を中心とする従来メディアを好むという違いが見られました。
一方で、車中広告の「行動変容」という視点で見ると、ポッドキャストが世代を問わず高い影響力を持っていることがわかります。
ポッドキャストを「ながら聴き」している状況下で広告が効果を発揮し、リスナーの次の行動を促しているようです。ドライブの合間や休憩時間などに広告に注目してみると、また違った発見ができるかもしれませんね。
参考資料
LIMO・U23編集部

