2. 世代によって異なるメディア利用傾向を分析!
2.1 車を運転中の利用メディア(複数回答)
10歳代
- ラジオ(AM/FM、radiko含む): 18.7%
- テレビ(ワンセグ、TVer含む): 28.3%
- CD・DVD: 24.1%
- 音楽ストリーミングサービス: 41.9%
- 動画サービスの音声(YouTubeなど): 28.1%
- ポッドキャスト: 10.0%
- オーディオブック: 7.8%
- 語学等の学習教材: 8.3%
- その他: 0.0%
- 特に利用しない: 8.1%
20歳代
- ラジオ(AM/FM、radiko含む): 20.9%
- CD・DVD: 15.0%
- 音楽ストリーミングサービス: 53.7%
- 動画サービスの音声(YouTubeなど): 27.6%
- ポッドキャスト: 8.2%
- オーディオブック: 5.3%
- 語学等の学習教材: 4.9%
- その他: 0.4%
- 特に利用しない: 13.6%
30歳代
- ラジオ(AM/FM、radiko含む): 26.8%
- テレビ(ワンセグ、TVer含む): 29.2%
- CD・DVD: 24.5%
- 音楽ストリーミングサービス: 34.0%
- 動画サービスの音声(YouTubeなど): 26.6%
- ポッドキャスト: 5.6%
- オーディオブック: 2.8%
- 語学等の学習教材: 3.0%
- その他: 1.0%
- 特に利用しない: 16.1%
40歳代
- ラジオ(AM/FM、radiko含む): 36.9%
- テレビ(ワンセグ、TVer含む): 34.1%
- CD・DVD: 16.6%
- 音楽ストリーミングサービス: 22.4%
- 動画サービスの音声(YouTubeなど): 18.2%
- ポッドキャスト: 4.2%
- オーディオブック: 2.5%
- 語学等の学習教材: 1.6%
- その他: 1.0%
- 特に利用しない: 17.7%
50歳代
- ラジオ(AM/FM、radiko含む): 45.2%
- テレビ(ワンセグ、TVer含む): 32.3%
- CD・DVD: 26.8%
- 音楽ストリーミングサービス: 15.9%
- 動画サービスの音声(YouTubeなど): 13.4%
- ポッドキャスト: 2.0%
- オーディオブック: 1.2%
- 語学等の学習教材: 1.0%
- その他: 0.9%
- 特に利用しない: 15.7%
60歳代
- ラジオ(AM/FM、radiko含む): 53.7%
- テレビ(ワンセグ、TVer含む): 31.3%
- CD・DVD: 25.0%
- 音楽ストリーミングサービス: 10.6%
- 動画サービスの音声(YouTubeなど): 8.7%
- ポッドキャスト: 1.7%
- オーディオブック: 1.2%
- 語学等の学習教材: 0.5%
- その他: 0.9%
- 特に利用しない: 18.5%
70歳代
- ラジオ(AM/FM、radiko含む): 52.5%
- テレビ(ワンセグ、TVer含む): 28.2%
- CD・DVD: 25.0%
- 音楽ストリーミングサービス: 4.5%
- 動画サービスの音声(YouTubeなど): 4.5%
- ポッドキャスト: 1.2%
- オーディオブック: 0.7%
- 語学等の学習教材: 0.8%
- その他: 0.7%
- 特に利用しない: 21.8%
全世代ではラジオやテレビの利用率が高かったものの、世代別に見るとその傾向は大きく異なります。
Z世代のうち10歳代では、最も利用されているのは「音楽ストリーミングサービス」で41.9%と、唯一4割を超えています。次いで「テレビ」が28.3%、「動画サービスの音声」が28.1%と続き、デジタル配信サービスを重視していることがわかります。
20歳代では「音楽ストリーミングサービス」で53.7%とどの世代よりも多くなっています。一方で「ラジオ(AM/FM、radiko含む)」が20.9%とラジオが多いのは意外な点となっています。
30歳代も「音楽ストリーミングサービス」が最も利用されているものの、34.0%でZ世代ほどは利用率が高くないことがわかります。次いで「テレビ(ワンセグ、TVer含む)」が29.2%、「ラジオ(AM/FM、radiko含む)」が26.8%、「動画サービスの音声(YouTubeなど)」が26.6%となりました。
Z世代と似た傾向はあるものの、ラジオが25%超えであるのが違いとして現れています。
40歳代から70歳代では、全年代で「ラジオ」がトップを維持しており、年代が上がるにつれて他のメディアとの差を離しています。とくに60代では53.7%、70代では52.5%と過半数に達しています。
この結果から、Z世代は「聴きたいものを選ぶ」ストリーミング型を好む一方、上の世代であるほど「流れてくるものを聴く」ラジオ型を好むというメディア利用の意識変化が読み取れます。
