3. 車中広告に接触後の「検索行動」?ポッドキャストの影響力とは
車中広告接触後の行動の変化【検索】
3.1 ラジオ(AM/FM、radiko含む)[n=2,785]
10歳代-20歳代
- よくある: 20.7%
- ある: 41.0%
- ない: 17.4%
- 全くない: 20.9%
30歳代-70歳代
- よくある: 7.5%
- ある: 49.4%
- ない: 24.4%
- 全くない: 18.8%
3.2 テレビ(ワンセグ、TVer含む)[n=2,605]
10歳代-20歳代
- よくある: 19.6%
- ある: 44.3%
- ない: 17.7%
- 全くない: 18.4%
30歳代-70歳代
- よくある: 8.8%
- ある: 47.8%
- ない: 23.7%
- 全くない: 19.6%
3.3 動画サービスの音声(YouTubeなど)[n=1,111]
10歳代-20歳代
- よくある: 18.1%
- ある: 42.2%
- ない: 18.6%
- 全くない: 21.1%
30歳代-70歳代
- よくある: 14.6%
- ある: 50.1%
- ない: 16.3%
- 全くない: 19.0%
3.4 音楽ストリーミングサービス [n=1,542]
10歳代-20歳代
- よくある: 11.5%
- ある: 35.5%
- ない: 20.0%
- 全くない: 33.1%
30歳代-70歳代
- よくある: 11.3%
- ある: 43.9%
- ない: 19.9%
- 全くない: 25.0%
3.5 ポッドキャスト [n=254]
10歳代-20歳代
- よくある: 29.1%
- ある: 44.7%
- ない: 17.3%
- 全くない: 9.0%
30歳代-70歳代
- よくある: 16.7%
- ある: 53.8%
- ない: 17.8%
- 全くない: 11.7%
車中で広告に接触した後、「実際に検索したことがある」という行動変化に焦点を当てて見ると、全世代で「ポッドキャスト」が最も影響力が高いことがわかります。
Z世代(10歳代-20歳代)ではポッドキャストの広告に接触後、「よくある」が29.1%、「ある」が44.7%で計73.8%が検索行動を起こしています。
30歳代-70歳代ではポッドキャストの広告接触後の検索行動は「よくある」が16.7%、「ある」53.8%で計70.5%であり、Z世代とほぼ変わらない割合を示しています。
ラジオやテレビなどの他のメディアも高い検索行動につながっていますが、ポッドキャストは音声メディアでありながら、検索を促す力が強いことがわかります。
4. 「耳から始まる」購買行動とは?ポッドキャストの力を深堀り
車中広告接触後の行動の変化【店頭で購入】
4.1 ラジオ(AM/FM、radiko含む)[n=2,785]
10歳代-20歳代
- よくある: 12.2%
- ある: 34.1%
- ない: 28.6%
- 全くない: 25.1%
30歳代-70歳代
- よくある: 2.9%
- ある: 30.2%
- ない: 42.0%
- 全くない: 25.8%
4.2 テレビ(ワンセグ、TVer含む)[n=2,605]
10歳代-20歳代
- よくある: 11.2%
- ある: 33.5%
- ない: 31.3%
- 全くない: 24.0%
30歳代-70歳代
- よくある: 2.9%
- ある: 31.6%
- ない: 40.7%
- 全くない: 25.2%
4.3 動画サービスの音声(YouTubeなど)[n=1,111]
10歳代-20歳代
- よくある: 11.4%
- ある: 37.0%
- ない: 25.3%
- 全くない: 26.3%
30歳代-70歳代
- よくある: 4.8%
- ある: 37.0%
- ない: 33.0%
- 全くない: 25.3%
4.4 音楽ストリーミングサービス [n=1,542]
10歳代-20歳代
- よくある: 6.7%
- ある: 23.9%
- ない: 27.1%
- 全くない: 42.3%
30歳代-70歳代
- よくある: 3.6%
- ある: 30.5%
- ない: 33.3%
- 全くない: 32.7%
4.5 ポッドキャスト [n=254]
10歳代-20歳代
- よくある: 18.6%
- ある: 44.8%
- ない: 21.9%
- 全くない: 14.7%
30歳代-70歳代
- よくある: 8.7%
- ある: 37.5%
- ない: 34.7%
- 全くない: 19.1%
広告接触後の行動を「実際に店頭で購入したことがある」という観点で見ても、同様にポッドキャストが大きな影響力を持っています。
Z世代(10-20代)ではポッドキャスト広告接触後、「よくある」が18.6%、「ある」が44.8%で計63.4%が店頭での購入行動を起こしています。30-70代でもポッドキャスト広告接触後、「よくある」が8.7%、「ある」が37.5%で46.2%が購入行動を起こしています。
ポッドキャスト広告が検索行動だけでなく、実際の購買行動にまで直結しやすい傾向が見られますね。
この背景には、ポッドキャストがリスナーとパーソナリティの間にある親密な関係性が挙げられます。そうした関係性を築きやすく、広告が信頼できる情報として受け止められやすいからだと考えられます。
ポッドキャストはZ世代を中心に世代を超え、ラジオ以上に双方向メディアとして受け入れられているのでしょう。
運転中に利用するメディアや広告から行動変容を促されるZ世代ですが、その購買行動に影響するものとして、物価高が挙げられます。こうした状況の中で家計全体がどのように支出を抑えているのか、その実態を見ていきましょう。

