5. 年金からも「源泉徴収」されていることに注意
老齢基礎年金や老齢厚生年金などの公的年金は、支給時にすでに所得税が源泉徴収された状態で振り込まれます。
つまり、給与と同じように税金があらかじめ差し引かれているため、多くの受給者は確定申告をしなくても納税が完了している仕組みです。
年金受給者には毎年1月ごろ、「公的年金等の源泉徴収票」が日本年金機構から送付されます。
この書類には、
- 年金の支給総額
- 所得税の源泉徴収額
- 控除対象額(社会保険料控除・扶養控除など)
といった情報が記載されています。
この書類は確定申告を行う際に最も重要な証明書類となるため、紛失しないよう保管が必要です。
また、医療費控除や生命保険料控除などを受けたい場合は、この源泉徴収票をもとに申告手続きを行えば、すでに引かれていた税金の一部が還付される可能性もあります。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】