「バラは美しいけれど病気にかかりやすい」というイメージから、バラ栽培をためらう方も多いかもしれません。でも実は、病気に強く初心者でも育てやすい品種が数多くあります。

黒星病やうどんこ病に悩まされることが少なく、毎年見事な花を咲かせてくれる、まさにバラの優等生たち。今回はバラ栽培30年以上の筆者が「植えてよかった」と思っている、病気に強くて育てやすいバラを6品種、実際の写真や参考価格とともに紹介します。

記事最後にはバラを病気にかかりにくくするコツもお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。

1. この記事で紹介する「植えてよかった、病気に強くて育てやすいバラ」にまつわるあれこれ

写真のレディー・オブ・シャーロットほか、筆者が実際に育てている病気に強いバラをご紹介します1/9

オレンジ色の花を咲かせている、レディー・オブ・シャーロット

筆者撮影

  • 病気に強くて育てやすいバラ6選
  • バラを病気にかかりにくくする4つのコツ

この記事では、兵庫県で筆者が実際に育てている植物をご紹介します。開花時期や育てやすさは、お住まいの地域や育てている環境、個体差等によって異なりますので、ご注意ください。

2. 「植えてよかった!」病気に強くて育てやすいバラ6選

2.1 オリビア・ローズ・オースチン

淡いピンクの愛らしいバラ「オリビア・ローズ・オースチン」2/9

ピンクの花を咲かせている、オリビア・ローズ・オースチン

筆者撮影

ソフトピンクのカップ咲きの花が愛らしいオリビア・ローズ・オースチン。無農薬でも病気にかからず美しい花を咲かせ、筆者が「植えてよかった」と思える極めて優秀なバラです。

心地よいフルーツの香りを持ち、四季咲き性が非常に強く、春から晩秋まで繰り返し花を咲かせてくれます。

※参考価格:4000円~5000円前後(大苗)

2.2 レディー・オブ・シャーロット

花びらの表裏で色が違うユニークなバラ「レディー・オブ・シャーロット」3/9

オレンジ色の花を咲かせている、レディー・オブ・シャーロット

筆者撮影

レディー・オブ・シャーロットは耐病性や樹勢が強く、初心者でも安心して育てられるバラ。花弁の表側はサーモンピンク、裏側はゴールデンイエローです。

樹高は1mほどで鉢植えでも栽培でき、我が家の玄関先を華やかに彩ってくれます。

※参考価格:4000円~5000円前後(大苗)

2.3 スキャボロー・フェア

ナチュラルガーデンにも合う清楚な雰囲気「スキャボロー・フェア」4/9

ピンクの花を咲かせている、スキャボロー・フェア

筆者撮影

淡いピンク色の花弁が開くと、中央に黄金色のシベがのぞくスキャボロー・フェア。中輪・半八重咲きの花は清楚な雰囲気があり、筆者のナチュラルガーデンにもよく調和しています。

直立性でコンパクトにまとまるため、狭い場所や鉢植えにも最適です。

※参考価格:4000円~5000円前後(大苗)

2.4 ティージング・ジョージア 

黄色のグラデーションが美しい「ティージング・ジョージア 」5/9

淡い黄色の花を咲かせている、ティージング・ジョージア

筆者撮影

ティージング・ジョージアは外側に向かうほど淡くなる黄色のグラデーションが魅力的。枝が長く伸びるので、筆者の庭のフェンスにからませ、つるバラとして楽しんでいます。

耐病性が極めて高く、数々の賞を受賞している強健品種の1つです。

※参考価格:4000円~5000円前後(大苗)

2.5 アイスバーグ 

繰り返し咲く、美しい純白のバラ「アイスバーグ 」6/9

白い花を咲かせている、アイスバーグ

筆者撮影

清々しい純白の花を株いっぱいに咲かせるアイスバーグ。樹勢の強さと四季咲き性が特徴で、白バラの世界的名花として知られています。

筆者が手をかけなくても元気に育ち、春から秋まで繰り返して咲いてくれる頼もしいバラです。

※参考価格:3000円~4000円前後(大苗)

2.6 バレッタ

深みのある赤紫色の花がシックな「バレッタ」7/9

赤紫色の花を咲かせている、バレッタ

筆者撮影

バレッタは深みのある赤紫色の花がシックな印象。日本で作出された品種で、高温多湿にも負けない強健さがあり、我が家の庭で夏越しの心配なく育てられる心強い存在です。

高さは1m前後で直立し、四季咲き性で繰り返しよく咲きます。

※参考価格:4000円~5000円前後(大苗)

3. バラを病気にかかりにくくする4つのコツ

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バラの根元に肥料をまく様子

VH-studio/shutterstock.com

3.1 適切な水やり

バラを健康に保つための水やりは、「乾いたらたっぷり」が鉄則。葉が濡れたまま夜になると、黒星病やうどんこ病といったカビ系の病気が発生しやすくなるため、水は必ず株元に静かに与えましょう。

3.2 風通しと日当たりの確保

バラは日当たりのよい場所を好みますが、風通しのよさも病気予防には欠かせません。枝が密生していると湿気がこもり、病原菌が増えやすくなるため、混み合った枝や、内向きの枝を剪定して、株全体に風の通り道を作りましょう。

3.3 適切な施肥

健全な生育を促し、病気に負けない強い株にするため、バラ専用の肥料を定期的に与えましょう。また、長雨や猛暑などで株が弱ってきたと感じたときには、活力剤を与えるのが効果的。

株の体力を回復させて、病気に対する抵抗力を維持する助けとなります。

3.4 落ち葉や雑草の除去

黒星病などの病原菌は、地面に落ちた病気の葉や枯れ葉で越冬し、翌年の感染源となります。そのため、株元の落ち葉や雑草、病気にかかった葉はこまめに取り除いて処分しましょう。

4. 手間いらずで楽しめる病気に強いバラ

筆者が実際に育ててみて、その丈夫さと美しさに感動し、「植えてよかった」と実感しているバラたち。優雅な美しさと優れた耐病性を持ち合わせ、毎年庭を華やかに彩ってくれます。

薬剤散布を頻繁にしなくてもよいため、大切な庭の環境にも優しく、小さなお子さんやペットのいる方でも安心です。病気に強く育てやすいバラで、理想のローズガーデンをつくってみませんか。

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【植えてよかった】猛暑を乗り越え秋も咲く《バラの品種》7選!今が適期「夏剪定」の方法も

こちらの記事では、兵庫県でガーデニングを楽しんでいる筆者が、毎年夏の暑さを乗り越えて秋も美しい花を咲かせてくれる「植えてよかったバラ」を7品種、実際の写真とともに紹介しています。

夏の暑さでバラ栽培がうまくいかない方や、秋にも元気に咲いてくれるバラを探している方、これからバラ栽培を始めたい方にもおすすめです。