3. 秋の庭にばらまくだけで《春にナチュラルな花が咲く》一年草3選
3.1 ネモフィラ
春に素朴で愛らしい花を咲かせるネモフィラ。有名観光地では、一面に広がる姿が見事です。春の青空のようなブルーが定番の花色ですが、他にも白地に青い点が入る花や、濃い紫色の花などいくつかの品種があります。
草丈は低いですが、大きくこんもりと育って地面を覆うため、春限定のグランドカバーとして楽しむことも可能。広い場所に種をまいておくと、満開の時期には花のカーペットのような美しい光景が広がりますよ。
ネモフィラの種も光が当たると発芽しづらいため、種まき後は軽く覆土しておきましょう。
※参考価格:150円~350円前後(種1袋)
3.2 アグロステンマ
春風に揺れる、白やピンクの優しげな花が美しいアグロステンマ。ヨーロッパでは、麦畑などに咲くワイルドフラワーで、可憐な雰囲気とは裏腹に丈夫で育てやすいのも魅力です。
草丈が高いので、花壇の後方や側面に種をまくのがおすすめ。洋風の庭やナチュラルガーデン、コテージガーデンなど、さまざまなテイストの庭に自然とマッチする植物です。
種まき後は覆土しなくてもよいですが、ごく薄く土をかけておくと乾燥が防げます。アグロステンマの種は発芽率が高いため、初心者さんにも育てやすい植物です。
※参考価格:150円~350円前後(種1袋)
3.3 ワスレナグサ
野趣あふれる愛らしい小花が無数に咲くワスレナグサ。淡いブルーやピンク、白の花色がナチュラルガーデンによく合います。
草丈は低めで、花壇の前方や縁取りにもおすすめ。切り花として部屋に飾ると、かわいらしいインテリアとしても楽しめます。
ワスレナグサの種は半日ほど水につけてからまき、覆土しておくと発芽しやすくなります。やや乾燥に弱いため、水切れに注意して育てましょう。
※参考価格:150円~350円前後(種1袋)
4. 秋の種まきで花いっぱい!お金も手間もかけない庭づくり、始めてみませんか?
秋に種まきできる、直まきOKの春の花を7つご紹介しました。育ててみたい植物はありましたか?
種まき後、本葉が出るころまでは土を乾燥させないように、優しく水やりをしてください。本葉が出てからは葉がふれあわない程度に間引きながら育てると、見栄えがよくなります。
種をばらまくメリットは、作業が楽なことに加え、自然な雰囲気で育つこと。いくつかの花の種を混ぜてまくと、自然の花畑のような風景を演出することもできますよ。手軽にナチュラルガーデンをつくりたい方にもおすすめです。
今回ご紹介した植物はすべてプランターでも育てられるため、ベランダや小さな庭でも試してみてください。環境が合えば、こぼれ種で毎年発芽してくれるかもしれませんよ。