2. 秋の庭にばらまくだけで《春から初夏までずっと花咲く》一年草4選

2.1 リナリア(ヒメキンギョソウ)

愛らしい小花が集まって咲く「リナリア」

紫や白の花を咲かせている、リナリア

nobuyuki miyaho/shutterstock.com

すっと伸びた花穂に愛らしい花が集まって咲く、リナリア。キンギョソウに似た小さな花が咲くことから、ヒメキンギョソウとも呼ばれます。

花色は白、ピンク、黄色など春らしく明るい色合い。ナチュラルでかわいらしい春花壇をつくりたい方におすすめです。

リナリアの種はとても細かいので、扱いに注意しましょう。種まき後は覆土しなくても大丈夫ですが、薄く土をかけておくと、乾燥や種が飛ばされるのを防げます。発芽率がよく、丈夫な植物なので、初心者さんでも育てやすいですよ。

※参考価格:150円~250円前後(種1袋)

2.2 オルレア(オルラヤ)

繊細な花姿が美しい「オルレア」

白い花を咲かせている、オルレア

ABO PHOTOGRAPHY/shutterstock.com

オルレアは、白いレースのような、繊細で清楚な花が魅力。春風に揺れる姿が美しく、ナチュラルガーデンやホワイトガーデンにおすすめです。たくさん咲いたら、切り花としても楽しめますよ。

主張しすぎない花姿は、どんなテイストの庭にも自然にマッチ。草丈が高くなるため、花壇の後方や側面に種をまくと、自然な奥行きが演出できます。

環境にもよりますが、オルレアは発芽しづらいことがあるため、多めに種をまいておきましょう。種まき後は薄く覆土してください。

※参考価格:300円~350円前後(種1袋)