10月は年末の足音が少しずつ近づき、新しい年に向けて気持ちを整え始める時期です。「来年こそ、新しいことにチャレンジしたい」と考える人も多いのではないでしょうか。
そんなときに活用したいのが、厚生労働省が実施する公的な職業訓練制度「ハロートレーニング」です。基本的にテキスト代を除けば無料で受講でき、再就職やスキルアップを目指す人を支援する心強い制度として注目されています。
今回は、このハロートレーニングについてわかりやすく解説します。
1. ハロートレーニングとは?「再就職やスキルアップを目指す人を支援」
ハロートレーニングは、基本的にテキスト代を除けば無料で受講できる点が大きな魅力です。費用の負担を抑えながら、再就職やキャリアアップに役立つ知識・技術を身につけられる公的な職業訓練制度として、多くの人に活用されています。
厚生労働省が推進するこのハロートレーニングは、再就職を目指す人や、働きながらスキルアップを図りたい人を幅広く支援するしくみとなっています。全国のポリテクセンター(ものづくりを中心とした実践的な訓練を行う機関)や、都道府県・民間の教育機関で多様なコースが用意されており、ハローワークを通じて申し込みができます。
訓練には、離職者向け、在職者向け、新卒者向けなどの種類があり、目的や状況に応じて選べるのも特徴です。今回はその中でも、テキスト代以外の費用がかからず受講できる「公共職業訓練(離職者訓練)」と「求職者支援訓練」について、押さえておきたいポイントを紹介します。
